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FM-N1ヘッドライン

テレビ離れに拍車。ふーん、やっぱり

 「テレビ制作下請社長の悲鳴”仕事が全くない”」。この見出しに誘われて、週刊新潮(11月6日号)を読みました。詳しくは、買って読んでください、では、せっかくの1週間ぶりのブログが2行で終わってしまいます。もう少し書きます。
 記事には、景気の減速とインターネット広告の台頭によって、キー局のスポットCMが減り、役員や管理職の給与カットが始まった、とあります。うーん、やっぱり、と思いました。仮に、テレビがこれまで通り多くの人に見られていたら、CMにそれほど影響はないでしょう。しかし、周りに聴いても、テレビを見る人が激減しているようです。とりわけ、年配者になるほど、「面白くない」「くだらない」「つまらない」とバッサリ。かく言う私も、テレビを見る時間は1日で数分。出勤前に、家人が時計代わりにつけている番組をチラリ横目で眺める程度ですから、正確に言うと「見る」ではありません。
 「こんなことで2011年に、地上デジタルに無事、移行できるのだろうか」。記事の内容が本当なら、よその業界ながら心配になってきます。巨額の設備投資をしたにもかかわらず、増収どころか安定した収入すら見込めないわけですから。

 「テレビが不振になった理由の一つは、ネット広告の台頭にある」ことは、データに表れています。現在、年間広告費の”ご三家”は、上から順にテレビ、新聞、雑誌です。昨年のデータがまだ明らかになっていないのですが、どうやら、ネット広告が3位の雑誌を抜いたようです。電通総研によると、2年後には、ネット広告が2位の新聞に並ぶ見込みです。ネット広告がテレビを抜いて1位の座につく日も、そう遠いことではありません。
 じゃあ、ラジオは?って。 残念ながら、わがラジオ業界は、4年前にネットに追い抜かれ、その差はますます開くばかりです。ひところ、「ラジオは絶滅の危機に瀕したメディア」と揶揄されたものです。どうやら広告や利用頻度が「インターネットの一人勝ち」の時代がすぐそこに来ているようです。
 頭の回転の速い人なら、オチがもう読めたでしょう。なぜFM-N1がサイマル・ラジオを始めたのか。
そう、ラジオをただ単にインターネットで流しているだけではなく、ラジオとネットが融合した新しいメディアが登場した、ということなのです。サイマルを始めた6月時点で、全国で6番目でした。4カ月後の現在、全国サイマル連合(CSRA)のホームページには21局が名を連ねています。代表の木村太郎さんが「近いうちに100局になる」と張り切っているのもうなずけます。事務局には、広告代理店からの問い合わせも増えていると言います。 
 既存メディアと新興メディアであるインターネットの争いではなく、インターネットをどう活用するか。メディア戦争の勝敗の分かれ目が、インターネットにあることは確実です。
追伸
 いやあ、久しぶりに真面目な、お堅い文章になりました。おかげで肩が凝りましたゾ。最近、会社に”電気足裏もみ器”が置かれ、毎日、お世話になっています。これ、なかなかのスグレモノ。肩凝りにもいいようです。

Permalink | 2008年10月31日 13:38 | 梅岡和也

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