「歌合戦、見ようかな…」
きょうの朝刊を見て、驚天動地。タイトルのような独りごとが口から漏れたのであります。記事の見出しに、「エンヤ 紅白歌合戦に特別企画で出演」という大きな文字が躍っています。会社に出てすぐに、谷川昌則くんに質問しました。何しろ、歌謡曲ではわがラジオ局で右に出る者はいませんから(左に出る者はいる!とカラかっていますけれど)。
「どいや、おっかしい。歌合戦って、邦楽の歌の祭典やないんけ!?」(私、怒ると金沢弁モドキになります)。「いいえ、過去に外国人歌手が出たことはあります。今回、ジェロも出ますし。よろしいんじゃないですか」。いたって冷静に谷川くんは答え、「梅岡さんは、エンヤが出ることにご不満ですか?」
「いいや。エンヤ大好き。石川県で一番初めに彼女の才能を評価した人間は俺だと思っている。それくらい古くからのファンなんだ」「じゃあ、いいじゃないですか」。
「それが困るのだ。40数年間、紅白歌合戦を見なかったことを自慢してきたのに。今年は禁を犯して見てしまうじゃないか」。
「そんなことより、森進一さんはあの歌を歌うんでしょうか」。私のざれ言を無視して、谷川くんが直球を投げてきました。そう、川内康範さんが作詞した「おふくろさん」です。歌詞の初めに森さんが勝手に歌詞をつけて歌い、川内さんが激怒。もちろん、これは著作権の侵害です。川内さんが亡くなった後、遺族と先ごろ和解したばかりです。
「視聴率的には面白いだろうな。しかし、国営放送がそんな見え透いた、品のないマネをするかな?」「わかりませんよ。エンヤも”飛び道具”として使うくらいですから。実際、エンヤファンの梅岡さんは、今年は番組を見るかも知れないでしょ」。
う~ん。弱ったな。エンヤの歌に「anywhere is」という好きな曲があることを思い出し、「anywhere is おふくろさん。どこにいても、やっぱ、おふくろさん、だな」。苦し紛れのおじんギャグに、スタコラサッサと生放送番組「1212 幸せの数字」のスタジオに入っていく谷川くんでした。
エンヤが「anywhere is」を、ジェロが「おふくろさん」を歌うのなら、紅白歌合戦を見ることにしよう。















