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FM-N1ヘッドライン

ラジオをラジオ受信機で聴かなくなる日

 あなたは、ラジオをどんな道具、環境で聴いていますか。カー・ラジオ? ラジカセ? ステレオ・チューナー? 「いずれの日にか、ラジオをラジオ受信機以外の道具で聴くことになるのだろう」。そんな思いを強くした記事が過日、載っていました。
 「ウィルコム・スマートフォンでサイマル・ラジオが聴けるようになった」という記事です。サイマル・ラジオとは、FM-N1も行っているインターネットによる番組の同時放送です。現在、全国で23のコミュニティ局が参加して任意団体CSRA(木村太郎代表)を結成、その共同のホームページを通して各局の番組がインターネットで聴ける仕組みになっています。
 20ワットというコミュニティ放送の小さい出力では、これまで放送エリア内に難聴地域があって、リスナーからお小言を言われても、「T字アンテナを付けてみてください」「カー・ラジオで聴いてください」ぐらいしか言えませんでした。しかし、インターネットを活用すればその不便さを補えることから、各局有志がこぞってサイマル放送に取り組んだのでした。

 あくまでもインターネットによって小さい出力の電波を補うことが目的です。ですが、インターネット(世界中に広がるクモの巣)の意味通りの結果として、全国はもちろん世界からFM-N1の番組をパソコンで聴けるようになりました。「いろんな国のリスナーから番組の反応があるよ」とはロイ・キヨタさん。元商社マンで海外に友人知人が多いロイさんならではの報告です。
 また、KITキャンパス・ウエーブ(月曜~金曜夜7時~9時生放送)に携わっている金沢工大生は「故郷の両親や祖父母、友達から励ましや感想が寄せられるようになりました」と喜んでいます。彼らの7割以上が石川県以外から来ていますから、これなども予想していなかった”サイマル効果”です。
 こうした遠方のリスナーは当然、ラジオ受信機ではなく、パソコンでラジオを聴いています。そして、今回の携帯電話と、サイマルを聴けるツールがまた一つ増えました。現時点ではウィルコムのPHSだけですが、この先、他の会社にも広がったり、あるいは、サイマル専用の超小型のパソコンも登場するかも知れません。それはちょうど、真空管からトランジスタ、ICへと劇的な技術革新によってもたらされた変化と同じ道のりをこれから歩むと、いう実感です。
 そうなれば、あと問題になるのは、番組の中身の良し悪し。4月は番組改編。おい、野郎ども、いい番組をもっとたくさん作ろうぜ! あっ、すんません、桑原くんは野郎ではなかったね。もちろん、男女平等共同参画社会大賛成。君もがんばって欲しい。というか、レディー・ファーストだから、君からさっそく新番組を作ろうか。

Permalink | 2009年1月27日 14:58 | 梅岡和也

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