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FM-N1ヘッドライン

試験勉強いまむかし 深夜放送はパソコンで

 梅香るこの時期は、受験や期末試験といった試練の季節でもあります。きのう10日夜7時からの金沢工大生による生番組「KIT生活向上委員会」は、試験勉強をテーマにしていました。この番組では毎回、友人の学生たちにアンケートを取っています。試験の前日に一夜漬けをしている学生は18人中4人、2割以上でした。その中で、面白かったのは「私は朝方だから自習室で朝5時から勉強する」と答えた学生がいました。金沢工大には24時間使える自習室があり、ここで朝、勉強すると能率が上がるというのです。放送を終えた学生たちに聞くと、「飲み物やカップめんの自販機はあるし、ネットは使えるし、とても便利ですよ。試験が近づくとみんな24時間自習室のお世話になっています」。実に、恵まれた環境でうらやましく思いました。 

 私の学生時代、遠い昔の昭和40年代ですが、本多町にある県立図書館が試験勉強の人気スポットでした。夏休みには開館してすぐに行かないと、座れないぐらいでした。しかし、先日、調べたい本があって立ち寄った時、学生の姿はほとんどありませんでした。隔世の感と言えば、今の若い人たちに「勉強の合い間にラジオの深夜放送を聴いた」と言っても「?」「…」「なにそれ?」の表情になることです。さすがに、ラジオが好きで番組制作にかかわっているウエーブ・プロジェクトの工大生はたいがい「父親から話を聞いたことがある」ぐらいの反応は返してくれますけれど。
 スタジオから出てきたD君に聞いてみました。「僕は深夜にラジオをよくパソコンで聴きます。スピーカーが顔に近いせいか、番組がより近くに親しみを感じますね」。続けて、「ときどきサイマル放送で全国の局をチェックしているんですよ。深夜時間帯に放送している局は湘南ビーチFMなど数が少ないですね。FM-N1も深夜に放送すればいいのに」。鋭い投げかけをしてくるD君に、「そんな時間があったら、24時間自習室で勉強しなさい」と返しつつ、「前向きに検討させていただきます」と、お役所言葉のような曖昧な返事になってしまいまいた。
 今の若者たちがテレビすら見なくなったのは、携帯電話やパソコンの普及によって、知りたい情報をいつでも好きな時に取り出せる環境になったからでしょう。30年以上前、県立図書館に受験生などが競って通ったのは、今ほど家庭や学校にエアコンが普及していなかったからです。共に便利な機器の登場によってライフ・スタイルがすっかり変わってしまったのです。
 時代はIT。インターネットと結び付いたサイマル・ラジオの大きな可能性を、息子のような年頃のD君との会話から確信したのでした。この前も書きましたが、また言います。多くの人がラジオをラジオ受信機ではなく、パソコンで聴くようになる日は近い! もちろん深夜放送も。

Permalink | 2009年2月10日 20:53 | 梅岡和也

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