恋に効く薬はないが、英語の薬は?
体調不良で、長らくブログから遠ざかっていたが、医師の診断が下りて薬の服用を始めた。芸能界をにぎわせている「クスリ」とは違い、体調もやや安定してきた。久しぶりにブログを書いてみよう。
と、思っていた矢先、ネタが見つかった。だがそれは、女房殿と並んで、世の中で最も苦手な英語の話である。
これも久しぶりになった映画を観にいった。デンゼル・ワシントン主演の「サブウェイ123」だったが、チケット窓口で、どう発音すればいいのだろうか、と迷ってしまった。「123」は「イチ・ニイ・サン」なのか、「ヒャク・ニジュウ・サン」なのか、はたまた「ワン・ツー・スリー」か「ワンハンドレッド・トエニィスリー」なのか。
以前、ハリソン・フォードが主演した潜水艦の映画で「K19」というのがあった。窓口で「K・ジュウク」と言ったら「K・ナインティーン」と言い直された記憶が頭をよぎり、今回は「サブウェイ」とだけ言ってチケットを買ったのである。
映画が始まると、意味が分かった。話題の地下鉄は始発駅を1時23分に出るから「ワン・トエニィスリ」と呼ばれるのであった。
翌日、放送スタッフに、自慢たらしく正解を教えたわけである。ところが、意外な反論にあってしまった。映画のストーリーでは「ワン・トエニィスリー」なのだが、日本名のタイトルとしては「ヒャク・ニジュウ・サン」と言うのだそうである。
まんまと1本取られてしまった。「あぁ~、やっぱり英語は苦手だゎ」と落ち込んでいた。そこへ、今度は、6日に放送されたオールディーズのリクエスト番組「ブロークン・タイムマシン」である。曲数が11曲と普段より少ないのである。これは由々しきことだ、と思ったが、理由はすぐに分かった。
パーソナリティのロイ・キヨタさんが、リクエスターの要望に応えて久しぶりに、英語詩の日本語訳をしていたのである。曲は、私も大好きなダイアン・リネイの「ネイビー・ブルー」であった。
日本語訳の解説は以前にもしていたが、話が長くなって肝心のオールディーズの曲数が少なくなるのである。「あちらを立てればこちらが立たず」である。そのイライラを解消するために、解説専門番組「ストア! オールディーズ」を始めたのである。この番組は見事に放送批評懇談会の「ギャラクシー賞ラジオ選奨」を獲得し、口うるさい委員の方々からも絶賛を浴びたのである。
しかし、番組が終了して5年以上が過ぎた。リスナーにすれば何度でも聴きたいところであろう。ここは一番、自然の流れに任せるしかないのかもしれない。
それでも、復活最初の曲が「ネイビー・ブルー」というのも思いで深い、幸せな話である。
歌詞の中に「シップ・アホイ」という単語が出てくるのだが最初は、英語が母語のロイさんでも分からず、随分と調べた挙句、正解が見つかった時の喜びようがラジオからも溢れるようで、感激したものだった。
「シップ・アホイ」とは、出港して行く船に、「オーイ、待ってくれ」と呼びかける意味だそうである。以来、持ちネタの一つにしてしまっていた。
よし、これをブログのネタにしよう、と思い立ち、ロイさんの所へ出かけた。
「ロイさん、シー・ホッパーという綴りを教えてください」。ロイさんはスラスラとペンを走らせたが、「ところでこれは何?」。怪訝な顔をされて「何ってほら、ネイビー・ブルーの歌詞の…」と言い淀んでしまった。
「あぁ、シップ・アホイね」と言い直して「Ship Ahoy!」と書き直してくれた。「それから、2隻以上の船だったら「Ships」だからね、と念を押されてしまった。
それにしても、この英語力の低さは何なんだろう。今聞いた単語でさえ分からなくなってしまう。恋に効く薬はない、というが、英語に効く薬はないものだろうか。
あぁ、そう言えばオールディーズに「恋の特効薬」という曲があった。ザ・サーチャーズの「Love Portion No.9」というのが…。恋にはあっても英語には無理か? それと、失敗しても懲りないこの持病にも薬はなさそうである。















