仮面ライダー谷川君、ただいま変身中
10月改編も無事にスタートを切れました。ホームページのトップ・ページでは金沢工大ライブラリー・センターの屋上カメラと輪島市白米の千枚田カメラが楽しめるようになりました。10月3日の千枚田では、キャンドル・イベントの画像がお届けできました。新しいページの「FM-N1SHOW」では、サイマル放送で流していたスライド・ショーが常時、オン・デマンドで見られるようになり、ちょっとした変身を遂げました。
と、思っている矢先、スタッフの谷川君が、ホームページに負けずと変身中であることが分かりました。
5日(月)の番組「桜の小径でララバイ」でのこと。テーマは自転車、とかで最初の曲が高田渡の「自転車に乗って」。予想通りのど真ん中。ただ、音源がフォーク・ジャンボリーのライブ盤であるところが谷川君らしいところ。久しぶりに、ステージ下の吉田拓郎との野次合戦を聞いた。「吉田拓郎、いつか殺してやるからな」という高田渡のひと言は、「自転車に乗って」で拓郎のヒット曲「結婚しようよ」をつぶしてしまう、意味だと言う。
何なに。コメントがこれまでより磨かれてきたのではないか。ちょっと人間が変わってきたのかな、と耳を傾けていたら、子供の時に、親に買ってもらった自転車が「変身!」で一世を風靡したキャラクターの仮面ライダー自転車であったという。
今頃になって、変身の効果が表われてきた、ということか。番組が終わったら冷やかしてやろう、と手ぐすねを引いていたところ、次の衝撃がきた。
レコードのA面、B面を作るという「ララバイ・レコード室」のコーナーであった。
平田隆夫とセルフターズの「ハチのムサシは死んだのさ」が取り上げられた。1972年、大学5年生の時に発売された作品で、好きな1曲なのだが、今いちピンと来るところがなかった。
権力の象徴である太陽に、微力な蜂のムサシが挑んで死んでしまう、という歌詞なのだ。全共闘の学生運動が全国に広がり、鎮圧されていく過程で生まれたもので、青春のヒロイック性、センチメンタリズムとしか思えない面があったからだ。
しかし、谷川君は、歌詞の最後を見逃さなかった。
「やがて日は落ち夕暮れに/真赤な夕陽が燃えていた」
強大な力を持った太陽も、やがて夕暮れを迎え、そして沈んでいく、というのである。栄枯盛衰の理を歌っている、というのである。
レコードが発売されてから37年が経過した。この間、幾多の栄枯盛衰を目の当たりにしてきたことだろう。一番最近では、民主党による政権交代があったばかりである。
権力は長続きせず、いつかは朽ちていく道理は、37年の人生の中で学んできた。それでも、分かっていても挑んでいくのが若さ、という特権かもしれない。そう思うと、時の流れが触媒となって、いい歌に出会えたと実感できた。作詞した内田良平の名前と共に、心の名曲集の中に留めて置こう。
それにしても、谷川君の変身振りには驚きだ。これからもウルトラマンにでもゴジラにでも、好きなものに変身してくれ。化けの皮が剥がれた、ということだけにはならないように祈っている。















