「ブロタイ」受信報告書と舳倉島の渡り鳥
きょう10日(月)に、1通の受信報告書を受け取りました。茨城県日立市の男性からのものです。
受信報告書とは、ラジオで番組を受信した時に、放送局名や周波数、受信日、受信地、番組内容、受信状況などを記して、当該放送局に送付し、放送局からはベリー・カード(確認証明書)を発行するものです。FM-N1のようなコミュニティ放送局では、当地を訪れた際に受信し、報告書を郵送してくるケースが圧倒的です。
しかし、今回の報告書は若干、趣を異にしていました。インターネット・サイマル放送で聴取したもので、受信場所は当然、日立市です。パソコンで聴いているので、受信感度は無論、良好です。
FM-N1では2年前からサイマル放送を開始しており、今年3月からはiPhoneによる聴取も可能になりました。iPhoneの場合は「ⅰ-コミュラジ」(350円)というアプリケーションをダウンロードする必要がありますが、350円で携帯ラジオ1台を手に入れる、という感覚です。現在、全国の11局が配信しており、近く増える予定です。今夏までには、36局参加を目指しています。
出力20ワットのコミュニティ放送局とはいえ、全国で聴取可能になるとはまさに、デジタル社会の到来を実感させてくれる報告書です。
この男性が聴かれた番組は、オールディーズを中心としたリクエスト番組「ブロークン・タイムマシン」(通称・ブロタイ)でした。この番組は日曜午後6時から放送していますが、リスナーからの要望もあって4月改編から、月曜の正午、午後10時からも再放送を始めています。報告書では5月3日の夜の放送分でした。
報告書から一部を採録します。
「ブロークン・タイムマシンという番組をたまたま聞きましたが、懐かしく聞かせていただきました。いい番組を見つけたなと思っています。続けて聞いてみたくなりました。おそらくリクエストを送っている世代は、私と同じ年代かな?と言う気がしています。レコードのジリジリいうノイズも今では懐かしく思います。」
他の文面にはサイマル放送にハマっていることや、本来のサービスエリアをターゲットにしたローカルな話題が聞けることの大切さを、リスナーの立場から、熱く書かれていました。
サイマル放送については3月から、東京や大阪の大手ラジオ局でも試験放送が開始されており、インターネットの波の中でラジオを聴くのが当たり前の時代がくることはまちがいないでしょう。
こうして、受信報告書を読んでいる時、たまたま、月曜正午からのブロタイが流れていました。パーソナリティのロイ・キヨタさんが、日本海に浮かぶ舳倉島(輪島市沖)が渡り鳥の中継地点で、種類も多い、という話題をしています。日本野鳥の会会員なだけに説得力があります。
日本海は古来から、大陸との交通路であり、古代の日本海航路が地域の文化を育んできました。海を渡る鳥の道があり、途中で羽を休めても当然の話なのでしょう。
そして思ったのです。FM-N1も、インターネットの波の中に浮かぶ中継地として、多くのリスナーに耳を休めてもらえるような地域情報が詰まった放送局でありたいと。
受信確認書はサイマル放送であっても、感謝の気持ちを込めて送付したのは言うまでもありません。















