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梅岡和也

2018年4月 白山麓キャンパスのFM-N1新スタジオ「しらやま」から生放送

  FM-N1では、4月の番組改編で新しい番組が順次始まりますが、大きな目玉は第6スタジオ「Studio Shirayama(スタジオ・しらやま)」からの生放送番組です。番組タイトルは「里山望楼 視程長し(さとやまぼうろう していながし)」です。

 

<里山望楼 視程長し4月5日から毎週木曜13:00~13:30

 FM-N1の第6スタジオ「Studio Shirayama(スタジオ・しらやま)」から生放送します。スタジオのある白山麓キャンパスには、地域連携や産学連携を進めるKITイノベーション・ハブをはじめ、国際高専キャンパスなどの多彩な設備があります。こうした施設に集う地域の方々などを招いてインタビューします。FM-N1中村圭佑が進行します。

 また、KIT PMCレコード・ボックス(月~金5:00~6:00、15:00~16:00ほか)、KITドリバーが行く(火~金8:30~9:00ほか)も「スタジオしらやま」で編集制作してオンエアします。

 

<KIT Campus Wave>毎週月曜~金曜19:00~21:00

 3月の卒業式で9人のKIT Waveプロジェクト生が巣立っていきました。新学期に入ると共に、新入生を迎えてまた新しいクールが始まります。Waveプロジェクトが制作するKIT Campus Waveも4月2日月曜から新番組が順次始まります。前半19:00~20:00、後半20:00~21:00の1日2時間、週5日合計10時間の放送で、1年間で500時間を超える生放送番組を作っています。4月2日からの新番組は次の通り。

◆月曜

 19:00~維新!日本生活

 20:00~おっとこ前太郎

◆火曜

 19:00~耳で読む不思議な物語

 20:00~笑検~わらけん~

◆水曜

 19:00~ようこそゲーム至上主義のスタジオへ

 20:00~誰でも強くなりたいじゃん?

◆木曜

 19:00~FIND OUT YOUR SONG

 20:00~極めろ!どるオタ!

◆金曜

 19:00~どっちがどっちでSHOW

 20:00~夜空を眺めておやすみラジオ

 

<ヤスの音楽探検ラジオ>4月1日から毎週日曜24:00~24:30

  「iMA音楽アリーナ」などiMA音楽の熱烈なリスナー・ヤスくんが番組サポーターに転身して、大好きな洋楽、邦楽を紹介します。パーソナリティのヤスくん、こと岸野泰洋さんは金沢大学2年生。KIT Waveプロジェクトの工大生とはまた違った学生生活の一面ものぞかせます。

 

<4月から新登場のパーソナリティ>

 <ナマステ・スパイス>4月5日からN1コミュニティ木曜担当

 いしかわ観光特使でカレーが大好きな「ナマステ」さん、こと米谷義浩さんと、友人の「あじゃ」さん、こと東亜沙美さんがコンビを組んで地域の人々と交流した話題を紹介します。

 

 <NPO法人白山しらみね自然学校事務局 山口隆さん>生活いち番シャトル便 4月11日から第2水曜担当パーソナリティ

 生活いち番シャトル便水曜の全体テーマは「生活の匠」です。豪雪地帯の白峰地区に生まれ育った山口隆さんが「白山麓・暮らしの知恵と技」を中心にトークを展開します。

 

 <日本画家・金沢学院大学特任教授 丹羽俊夫さん>生活いち番シャトル便 4月17日から第3火曜担当パーソナリティ

 日本画家で、武道から日本刀、教育評論などまで幅広く活躍する丹羽さんが「後世に伝えよう!日本の伝統文化」について語ります。火曜の全体テーマは「人生の絆」。多様な人々との絆もこの方の持ち味です。

 

 このほか、「iMA音楽アリーナ」の時間枠が拡大して1時間番組になり、2日から月曜~金曜17:00~18:00に放送(22:00~23:00再放送)。

また、「みずほ証券株式市況&チョット・チャット763」も18:00~18:30の30分番組に枠大に。

 

 <リングの女神たち><天使のわけまえ>との放送日時が4月5日から、木曜24:00~24:30に移動して隔週放送になります。5日は<リングの女神たち>、12日は<天使のわけまえ>と交互に放送します。

2017~18年末年始 FM-N1の特番をお楽しみください

 FM-N1年末年始特番のお知らせです。

●12月27日(水)11:15~13:00 FM-N1開局22周年特番  謎の白鳳大寺~末松廃寺発掘調査から~

 野々市市の国指定遺跡・末松廃寺を再発掘調査をしています。新しい知見が次々に。改めて、古代の野々市の姿を考えてみます。出演は中村圭佑、嶋健太郎。

 

●12月27日(水)16:00~17:00 ブロークン・タイムマシン特別編

 今年亡くなった洋楽・邦楽アーティストを特集します。出演はロイ・キヨタ、宇野慶子。

 

●12月28日(木)9:00~10:00 ノー・ジャズ イッツ・ラグ

 今年はラグタイム王と言われたスコット・ジョプリンの没後100年に当たります。知っているようで意外と知られていないラグタイムについて、嶋健太郎が紹介します。

 

●12月28日(木)10:15~12:00 ビッグ・アップル・イン・野々市2017

 11月に上演された野々市恒例のジャズ・コンサートの模様を、ニューヨークからのゲストの演奏を中心にお伝えします。担当は中島望。1月2日(火)10:15~に再放送します。

 

●12月29日(金)9:00~10:00 宇宙ってなんだ? What is uchuu,?

 新作を発表したuchuu, の魅力にタケカワユキヒデが迫ります。月曜放送のスペース・シャワー・ラジオの特別編です。

 

●12月29日(金)10:15~12:00 素敵な歌をありがとう2017~思い出の音楽家を偲んで~

 今年亡くなった邦楽の歌手をはじめ、作詞家、作曲家を偲んで、思い出の曲をおかけします。担当は嶋健太郎。

 

●1月1日(月)~3日(水)9:00~10:15 新春クラシック2018~バーンスタイン生誕百周年特集~①②③

 レナード・バーンスタインのサインが文化会館フォルテのピアノ ベーゼンドルファーに記されています。作曲家、指揮者、そして、ピアニストとして活躍し、一時代を築いた人気音楽家を3日間にわたり特集します。担当は梅岡和也、嶋健太郎。

 

●1月1日(月)10:15~11:55 新春特番 史上最強のCOUSIN~ムッシュと良子~

 故ムッシュ・かまやつと、森山良子はイトコ同士。音楽性は多少違っていても、味わい深い歌で多くのファンがいます。その二人の特集です。担当は中村圭佑。

 

●1月3日(水)10:15~11:55 新春特番 犬も歩けばRockに当たる

 iMA音楽にゲスト出演したゲストが、意外なロック・テイストだったりしてうれしくなることがあります。そんなアーティストや懐かしいアーティストを中村圭佑が紹介します。

 

エバに続いて瑠璃空天志デビュー! FM-N1 10月からの新番組

 10月からFM-N1の新番組が始まります。順番に紹介しましょう。

◆10月1日から隔週日曜19:00~19:30 リングの女神たち 

 「女子プロレスは全く興味なかったけど、たまたまリング下で観戦して場外乱闘を間近に見て怖かった!ものすごい迫力に圧倒され、その魅力にハマりました」と、パーソナリティのキムラシンゴ。アシスタントのおぐさと一緒に、女子プロレスを応援し、時には女子プロレスラーも招きます。「サンデー・ベースボール・トーク」と隔週で放送します。

◆10月6日から毎週金曜13:00~13:30 足して十七・ミッチー、ムッチー、ハッチー~三橋美智也、村田英雄、春日八郎特集~

  ライバルで親友だったミッチー、ムッチー、ハッチーを特集します。民謡や浪曲などを基本に、抜群の歌唱力だった三人の歌は、時代を越えて聴く人の心に響きます。パーソナリティはFM-N1の謎の新人・瑠璃空天志(るりぞら・たかし)、実は人工音声です。日曜16:30~再放送。

◆10月6日から毎週金曜24:00~24:30 背骨を電気が走った~GS特集~

  1960年代後半。グループ・サウンズのエレキ・ギターを聴いた若者たちは叫びました。背骨に電気が走った! それはもう強烈な体験で、衝撃のあまり失神した女の子もいたんですよ。声は9月で終了した「スウィングRYOICHIスウィング」に続いてエバ(人工音声)です。土曜12:30~再放送。

◆10月8日から隔週日曜19:00~19:30 サンデー・ベースボール・トーク(日曜野球談義)

 パーソナリティはドラゴン中井。名前の通り、中日ドラゴンズのファンですが、プロ野球愛に満ちた番組です。注目選手の情報や心に残った名試合などを語ります。アシスタントは美奈子。これからストーブ・リーグを迎え、来季に向けた各チームの話題も盛りだくさん。「リングの女神たち」と隔週で放送します。

◆10月2日から月曜~金曜19:00~21:00  KIT Campus WAVE

  また、金沢工業大学生によるKIT WAVEプロジェクトが制作する番組も一新。月曜~金曜のKIT Campus WAVEの前半後半合わせた2時間の生放送をはじめ、マイ・ミュージック・タイム(MMT)の音楽番組もお楽しみに。

4月からの新番組

  4月1日からFM-N1の番組改編に伴って、新番組が順次始まります。

◆「朝からバラード気分」4月1日から土曜6:00~7:00

 金沢出身の演出家・輪島貴史さんによる「今夜はバラード気分」(日曜20:00~)の朝バージョン。日曜と同じく流れる曲は徳永英明なんですが、朝らしい爽やかなトークです。

◆「iMA音楽Show Around」4月1日から土曜14:00~16:00(初回の4月1日のみ21:00~23:00スタート)

 いま今の新曲、注目曲を2時間にわたってお届けします。土曜は14:00~16:00と21:00~23:00、日曜5:00~7:00、10:00~12:00、22:00~24:00の合わせて5回放送しますが、楽曲はサーバで自動シャッフルします。あたらしいシステムによる音楽番組です。パーソナリティは中島嘉昭。

◆「ミュージック・カラーズ」4月1日から土曜20:00~21:00

 駒井耕次さんによる「いっぱいの音楽」のあとを受けた新しい音楽番組です。パーソナリティとアシスタントの好きな曲をプレゼンしていきます。

◆「スペース・シャワー・ラジオ」4月3日から月曜18:30~19:00

 日本最大の音楽チャンネルSPACE SHOWER TVがセレクトした楽曲を放送します。パーソナリティは栗谷昌宏(FM-JAGA)。

◆「iMA音楽 明日(あした)の音」4月4日から火曜~金曜21:00~22:00(27:30~28:30再放送)

 FM-N1では新曲、注目曲を独自の視点で選んでiMA音楽として紹介しています。たくさんの曲の中からパーソナリティの中島嘉昭が選んだオススメ曲を火曜から金曜夜におかけしていきます。

◆「クラシックルーズ」4月5日から水曜12:00~13:00(日曜13:00~14:00再放送)

 「クラシック番組を続けて欲しい」とのリスナーのリクエストにお応えします。パーソナリティの嶋健太郎は学生オケでバイオリンを弾いていました。選び抜いた名曲佳曲をたっぷりとお聴きください。

◆N1コミュニティ木曜「みかりん&鳩さん」4月6日から木曜10:15~11:15

 ”ラジオ版井戸端会議”N1コミュニティに新顔が加わりました。日々の出来事や野々市の街の話題など、あれやこれやとトークします。また、月曜のチーム名が「はなともこショー会」に変わり、4月3日からリニューアル・スタートします。

 このほか、金沢工業大学WAVE PROJECTの学生が制作する「KIT  Campus Wave」(月曜~金曜19:00~21:00)の10番組が4月3日月曜から一新。今年夏には、新1年生もデビューします。

 4月からもラジオは76.3MHz、パソコンのサイマル放送、スマホのアプリでFM-N1の番組をお楽しみください。

 

FM-N1開局記念&年末年始特番 1月から新番組も

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開局記念4時間特番「水の恵み 魁(さきがけ)の風」 12月27日火曜9:00~13:00

 1995年(平成7年)12月27日、FM-N1は北陸で初めて、全国では24番目のコミュニティ放送局として、ここ野々市の地に呱呱の声を挙げました。「日本一のコミュニティ局になろう」を合言葉に21年。この間、ギャラクシー選奨2回、放送文化基金賞優秀賞などを受け、全国屈指の番組制作力を評価されるようになりました。昨年6月には五つのスタジオがある新しい局舎もでき、設備面でも日本一を自負しています。新局舎の南面ガラスには190インチのデジタル・サイネージを設けて、やがて来るデジタル時代にも備えました(写真)。地域サポーターやスポンサーのご支援があればこそ、ここまで歩んで来ることができました。これからもよろしくお願いします。この感謝をこめて開局記念日の12月27日朝9時から4時間の特番を放送します。野々市市の粟貴章市長ほかをゲストに招きます。パーソナリティは中村圭佑、嶋健太郎ほか。

年末年始特番 「演歌を作った男~吉田拓郎」 12月28日水曜~30日金曜、1月2日月曜・3日火曜9:00~10:00(16:00~17:00再放送)

 1970年代、吉田拓郎が登場し、ニューミュージックの旗手としてもてはやされました。レコード会社は「吉田拓郎など」以外を「演歌」として売り出す戦略を立てました。つまり、吉田拓郎が演歌を作ったという逆説的なタイトルなんです。5回連続でお送りします。案内役は中村圭佑。

「ビッグ・アップル・イン・野々市2016」 12月28日水曜10:00~11:55(1月3日10:00~再放送)

 野々市市恒例のジャズ・イベントが11月に行われました。そのコンサートの模様を再現します。案内役は中島望。

年の瀬クラシック~ニコラウス・アーノンクール追悼特集~  ①12月29日木曜10:00~11:55 ②12月30日金曜10:00~11:00

 3月5日に亡くなった指揮者のニコラウス・アーノンクールさんを二日に分けて追悼します。29日はバッハ、30日はベートーベンです。古楽器を駆使して、クラシック界に新風を送り込んだマエストロの音楽世界をご堪能ください。担当は嶋健太郎、梅岡和也。

年末音楽特番「ボーダレス・マインド」 12月30日金曜11:00~11:55

 この曲、邦楽?洋楽? そんな国籍不明ながら実力十分のアーティストが増えています。橋本伸行が気になる、ボーダレスな邦楽を選びました。

新年クラシック~キリル・ペトレンコ特集~ 1月2日月曜10:00~11:55

 2018年からベルリン・フィルハーモニーの常任指揮者、芸術監督に、キリル・ペトレンコさんが就任します。ロシア出身でもうすぐ45歳になる若手の抜擢です。あまり名が知られていなかっただけに音源が少ないのですが、特集を組みました。担当は梅岡和也。

1月からの新番組

「遥か昭和に耳を澄ませば~25人の作曲家を聴く~」 1月2日から月曜~金曜6:00~6:25(14:30~14:55、28:30~28:55再放送)

 「小さな喫茶店でアルバム聴けば」の後を受けた新番組です。サブ・タイトルにあるように25人の作曲家の作品を週ごとに特集します。第1週と第2週は筒美京平です。担当は橋本伸行。

「みずほ証券海外市況&チョット・チャット763」 1月4日から月曜~金曜10:00~10:15

 朝のニュース番組の内容が変わります。トランプ新大統領が就任するアメリカ経済の動きが注目されています。NYダウをはじめ、S&P500、ナスダック、米国10年債の値動きなどをお伝えします。

10月からの新番組

  10月からFM-N1の新しい番組が順次始まります。

●10月3日から毎週月曜午後6時30分~7時 「まんまる世界のゆとりっぷ」 国内、国外旅行のおススメどころや海外旅行の注意点など、知っておきたい旅の情報を金沢市内の旅行会社・トラベルアイに勤めるスタッフがお伝えします。出演は弥浦優香さん、専田昌裕さんほか。

●10月4日から毎週火曜午後1時~1時30分 「クラウド・ラジオ」  金沢工業大学の学食やブック・センターを運営する学侑社のスタッフが制作・放送します。毎回、いろんなゲストを招いて、トークを進行します。KITの学食やブック・センターは、工大生以外でも、例えば周辺の町の人たちが利用できるって知ってました? そんな情報が満載です。火曜午後6時30分~7時に再放送。

●10月7日から毎週金曜午前10時15分~11時15分 N1コミュニティ「先生と私」 これまでコンビを組んできた「ときめきフレンズ」のさやちゃん、こと、木村清香さんが新しいパートナーと新たなスタートを切ります。お相手はドクター金之助さん。某大学で教員を務めています。「先生、教えてヨ」と好奇心旺盛なさやちゃんの質問責めに、果たして先生は…!?時にはゲストも招きます。

「KIT Campus Wave」(毎週月曜~金曜午後7時~9時)が3日から一新 金沢工業大学生のWAVEプロジェクトがFM-N1で番組制作をしています。企画からミキシング操作、パーソナリティまで番組のすべてを担当し、練習を積んできた1年生がいよいよ番組デビューです。また、「My Music Time」(月曜~金曜、日曜午後10時~11時)も金沢工大生が音楽番組を中心に制作。10月から新番組が続々登場します。

 このほか、放送日時が変わる番組も。「つけてこなかった音楽日記」(中島望)が土曜午後1時~1時30分、「ピザと風と湖と」(橋本伸行)が土曜午後7時~7時30分にそれぞれ放送日時が変わります。

 10月からも引き続き、FM-N1の番組をラジオで、パソコンやスマホ・アプリのサイマル放送でお楽しみください。

4月から始まるFM-N1新番組

  FM-N1の平成28年4月から始まる新番組です。

 月曜~金曜午前10時15分~11時15分のN1コミュニティが、従来のサポーターによる生放送番組に戻ります。この番組コンセプトは「ラジオ版井戸端会議」。野々市市内外の番組サポーターが日々の出来事、地域の折々の話題を話します。4月から新しい仲間が2組加わります。

◆N1コミュニティ月曜 ほわっとプラス 4月4日~

 野々市市の傾聴ボランティア「ほわっと」のメンバーが出演します。金沢工業大学心理科学研究所の協力のもと、野々市市では市民カウンセラーの養成に力を入れています。ほわっとする話に耳を傾け、ほのぼのとした1時間を一緒に過ごしましょう。

◆N1コミュニティ木曜 鼻唄お湯めぐり 4月7日~

 パーソナリティの西彩巴子さんは、温泉や銭湯が大好き。忙しい毎日の息抜きにと、周辺の銭湯に通っています。湯船につかって気持ちよくなると、鼻唄の一つでも歌いたくなりますね。そんな心地良い話題をお届けします。

◆東西コテン古典 4月7日から木曜正午~午後1時

 クラシックや落語、民謡などをおかけしてきた「こてんコテン」を一新して、木曜正午から放送します。昭和の歌謡曲や落語などの古典芸能、西田正彰さんの「オールディーズ・フォア・トゥデイ」など、東西の古典芸能をお楽しみください。FM-N1の下口牧香が担当します。

◆ノブのiMA洋楽なんです 4月1日から金曜夜9時~10時

 これまで中島望が「iMA洋楽なんです」を放送していましたが、4月から新たに橋本伸行が加わり、二頭立てに。FM-N1に届く最新の音源から、二人が独自に選んだ洋楽をお届けします。「ノゾムのiMA洋楽なんです」は4月2日から土曜朝5時からの放送です。

◆ヴォイスウォーク わが街 4月4日から月曜夜12時~12時30分

 金沢出身の演出家・輪島貴史さんがプロデュース。俳優やタレントがわが街や好きな街、思い出の土地を語るラジオ・ポエムです。静かな語り口と落ち着いた音楽が心に響きます。

◆指揮棒の先の先 4月2日から土曜深夜1時~2時

 オーケストラの指揮者は魔法使い。楽器を演奏しないのに指揮棒の先に、夢の世界を描きます。その先の先には、聴衆と作曲者の思いが一つになる感動の世界が広がっています。担当はFM-N1の下口牧香です。

◆KITキャンパスWAVE 月曜~金曜午後7時~9時

 金沢工大WAVEプロジェクトが制作している「KIT キャンパスWAVE」も4月1日から新番組が順次スタートします。総勢50人のうち、新2年生が中心になってアナウンス、ミキシング操作に取り組みます。このほか、WAVEプロジェクトの学生は夜10時からの「マイ・ミュージック・タイム(MMT)」でも活躍します。KIT新入生はぜひスタジオに見学に来てくださいね!

 

FM-N1 10月から新番組が始まります

  10月1日からFM-N1の番組改編に伴い、新番組が順次スタートします。

◆「ザ・ヒルトップ」(1日から木曜13:00~13:30・24:00~24:30再放送) 金沢工大と金沢高専の外国人の先生たちが出演します。トークはすべて英語。お気に入りの曲もおかけします。

◆「@ファーコン」(3日から土曜13:00~13:30先行放送・19:00~19:30) 金沢駅前にあるファーストコンピューター専門学校の学生たちがパーソナリティです。授業のこと、放課後の楽しみなど、青春いっぱいのトークを繰り広げます。

◆「iMA洋楽なんですⅠ」(2日から金曜21:00~22:00)◆「iMA洋楽なんですⅡ」(3日から土曜5:00~6:00) FM-N1中島望がN1に届いた最新の洋楽を2部に分けてお送りします。

◆「こてんコテン」(5日から月曜10:15~11:15) クラシック音楽、落語、日本の民謡など古典芸能をたっぷりと。FM-N1下口牧香がお送りします。

◆「石川公美のハイトーンな日々」(7日から水曜9:00~10:00) ソプラノ歌手の石川公美さんがお気に入りの曲と共に日々の想いを語ります。

◆「真夜中のコンダクター」(3日から月曜10:15~11:15) 「こてんコテン」ではクラシック音楽の最終楽章をおかけしています。最初の第1楽章からこの番組でおかけします。

◆「KIT CAMPUS WAVE」(月曜~金曜19:00~21:00) KIT・WAVEプロジェクトには50人の工大生が所属し、1日2本、1週間で10本の番組制作に励んでいます。10月1日から新しいプログラムになりました。

FM-N1新館と新番組が春とともにやってきた! 

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 北陸新幹線のキャッチ・コピーをパクって今の気持ちを言うと、こんな感じです。

 新館と新番組が春を連れてやって来た!

 お待たせしました。FM-N1の新社屋、正確には金沢工業大学・新28号館が3月末に竣工しました。ガラス張りの瀟洒な建物で、有松・四十万線を通った方から「もう放送しているんですか」とよく聞かれるんですが、放送はまだなんです。建物は完成したんですけど、放送機材の搬入をはじめ、スタッフの引っ越しもこれからです。新館での放送開始は6月1日からです。ふだんの番組改編も「改編大変」とフウフウ言いながらやっていますから、今年の春はフウフウどころか、ヒイヒイになりそう。いや、若くて元気なスタッフはホイホイこなしていますけどね。軽口はこの辺にして、4月からの主な新番組を紹介します。

握ったら離さない 4月4日から毎週土曜午後1時30分~2時

 カラオケでマイクを握ったらなかなか離さない!というあなたよりも、持ち歌を増やしてマイクを奪いたいという老若男女に絶対聴いて欲しい番組です。パーソナリティは、カラオケではもろ前者の中村圭佑です。

iMA音楽CLUB 4月4日から毎週土曜・日曜午前7時~8時

 FM-N1が最新の邦楽洋楽の中から厳選してお届しているiMA音楽。4月からまた新たにiMA音楽の番組が増えます。土曜日は洋楽、日曜日は邦楽を特集します。パーソナリティは橋本伸行。

菊理媛の流れの先に 4月6日から毎週月曜午後1時~1時30分

 菊理媛(くくりひめ)と聞いて、「おっ!菊姫大吟醸の最高級の日本酒!」と舌なめずりするあなたは、大の日本酒党。さらには、「白山比咩神社のご祭神で、日本書紀に一度だけ登場する貴重な神様」と答えたあなたは、地域と歴史に通暁する素敵な方ですね。手取扇状地に位置し、繁栄を続ける野々市市ですが、その源には白山と手取川があることを忘れてはいけません。

 白山と手取川が手取扇状地を育み、この豊穣の地には古代から米づくりが栄え、豊富な伏流水によって酒造りも盛んになりました。住み良さランキング3位と全国から注目される野々市市をはじめ、ジオパークなどで新しい魅力ある町づくりを進める白山市の産業や伝統文化を紹介するほか、この土地に生きる多彩な人もゲストに招きます。パーソナリティはFM-N1の中村圭佑。

笑顔のランチボックス 4月7日から毎週火曜正午~午後1時

 むかし学生だった頃、弁当箱を開けるとき、ワクワクしませんでしたか。「なんだこりゃ!おふくろの奴、こんなもん入れやがって」。怒ったこともあったって? いやいや、それはお母さんがあなたがすくすく育つように、嫌いな食べ物を克服できるようにと、愛情をこめてつくったんですよ。

 そんな弁当箱、いまはランチボックスですか、を開けるときのワクワクするような話題や音楽をお送りします。パーソナリティは宇野慶子、FM-N1中島望。

KIT Campus Wave 4月1日から月曜~金曜午後7時~9時

MMT(My Music Time) 4月1日から火曜~金曜、日曜午後10時~11時

 KIT金沢工業大学生がFM-N1で年間500時間以上の番組を制作しています。彼ら彼女たちの番組も一新し、新入生も研修を終えた夏休み明けには徐々に加わります。全国から集まった工大生の新戦力・新鮮力にも注目してください。

10月1日からFM-N1番組改編  キラリ、爽やか新しい番組がスタート!

  今年はいつもより秋の訪れが早いようです。さて、10月1日からFM-N1では秋の番組改編を行い、新しいプログラムが始まります。

「キラリキラリ男の汗」 出演/中村圭佑・松下尚史 10月1日から水曜9:00~10:00

 最近、額に汗して仕事をする光景が自分も周りでもめっきり減った気がします。空調設備が整ったこともあるでしょうが、やっぱり仕事の達成感は汗をかいてナンボではありませんか。

 そんな気持ちを込めて、FM-N1の中村圭佑と松下尚史が掛け合いでトークを繰り広げます。「やっぱ、生放送だから飛び出すのは冷や汗でしょ!」と中村が言えば、「いやあ、ギラリ!男の脂汗というタイトルを上司に提案したんだけど、いつの間にかキラリに変わっとった」と松下。爽やかな秋風に乗って、パワフルな二人の声が響きます。多彩なゲストも登場します。

「リバーサイド・ステーション」 出演/ドリュー&ヒズ・フレンズ  10月5日から日曜14:30~15:00(火曜24:00~再放送) 

 金沢工大と金沢高専の外国人講師には、台湾、ナミビア、オーストラリア、アメリカなど、いろんな国の人がいます。そんな彼ら彼女らがパーソナリティになって、母国のこと、好きな音楽のことを、できるだけ日本語で話します。日本語がつまったら、メイン・パーソナリティのアンドリュー・ガーガリが手助けします。

「いっぱいの音楽」 出演/駒井耕次  10月4日から土曜21:00~22:00

 タイトルは、「いい音楽をいっぱい聴きたい」と、「グラス一杯のお酒から夢が広がる」の掛け言葉なんです。特に80年代の洋楽と邦楽が大好きなパーソナリティが、素敵な音楽をいっぱいお届けします。リクエストもお待ちしています。

 このほか、金沢工業大学WAVEプロジェクトが制作する「KIT Campus Wave」

(月曜~金曜19:00~21:00)や「My Music Time」(火曜~金曜・日曜22:00~23:00)も一新しました。工大生の元気、感性にふれてみてください。

レコードに落語に炊き込みご飯~4月1日からのFM-N1新番組~

  FM-N1では4月1日から春の番組改編を行い、新しい番組が始まります。

KIT PMCレコード・ボックス(4月1日から月曜~金曜5:00~6:00、15:00~16:00、23:00~24:00)

 KIT金沢工業大学には、23万枚の寄贈レコードを所蔵するPMCポピュラー・ミュージック・コレクションがあります。これを活用した音楽番組「PMCサウンド・ガーデン」を開局以来放送してきましたが、この3月いっぱいをもって終了します。後番組は「KIT PMCレコード・ボックス」です。デジタル世代の金沢工大生がPMCに所蔵されるレコードの中から、アルバム・ジャケットを見て触れて聴いて、お気に入りの1枚を探し出し、自らの声で紹介します。レコードに初めて接して「トラック番号がないの?」とか「えっ!? レコードには裏もあるの?」と驚く学生がいたり、聴くにつれてアナログの優しい音を聴くにつれて感動する学生も。そんな工大生の選んだアーティストと楽曲を、FM-N1の中村圭佑がアンカーとしてお送りする1時間です。

旬の炊き込みご飯(4月4日から金曜21:00~22:00放送、土曜15:00~16:00・日曜21:00~22:00再放送)

 白ご飯はあんまり食べないけど、炊き込みご飯やまぜご飯、関西方面で言う加薬ご飯は大好き、という人は多いですね。ボクもそうなんです、関係ないですね。スンマセン。音楽や番組も炊き込みご飯のようだと思いませんか? 具とご飯が絡み合って、おいしさを増す。旬の具ならなおさらです。地元・野々市の話題や、FM-N1がお薦めする「iMA音楽」ほか、良質の音楽を取り混ぜて、FM-N1の松下尚史が調理します。

 一藤二鷹の三落語(4月5日から土曜20:00~21:00放送、土曜28:00~29:00・日曜12:00~13:00再放送)

 FM-N1のある野々市市高橋町の町会長・藤力さんは大の落語好き。FM-N1にも大学の落研出身がいて、この3月まで「N1落語ファイル」を放送していましたが、藤さんの所蔵ライブラリーと合体して、より面白くお洒落な番組にパワー・アップします。クスっと笑える上質な笑いこそ落語の真骨頂。笑いを通じてコミュニケーションが広がります。町会長・藤さんとの出会いに感謝!です。ご案内役はFM-N1の橋本伸行です。

斬・音・侍(4月5日から隔週土曜21:00~22:00)

 斬・音・侍と書いて、「おとざむらい」と読んでください。邦楽の音楽番組ではありません。80年代、90年代のブリティッシュ&アメリカン・ポップスのヒット・チャートを中心にお届けします。パーソナリティは駒井耕次さん。そう、「天使のわけまえ」(木曜18:30~・24:00~)に出演しているウィスキー博士は、大の洋楽好きなんです。

 このほか、金沢工大生が制作・出演しているKITキャンパス・ウエーブ(月曜~金曜19:00~21:00)やMMTマイ・ミュージック・タイム(火曜~金曜・日曜22:00~23:00)も新装開店。工大生たちが大好きな音楽やアニメを、キャンパス・ライフを語ります。

 

 

12月27日(金)にFM-N1開局記念特番 「時代の今様~iMA音楽」

  12月27日(金)は、FM-N1の開局記念日です。おかげさまで18周年を迎えます。

 朝9時から11時15分まで記念特番を放送します。番組タイトルは「時代の今様~iMA音楽」です。今様とは「今のはやり、当世風」のことです。今様歌というのが平安期の中ごろから都ではやりました。ちなみに、今様色とは、濃い紅色です。

 FM-N1では今様歌を盛んに流しています。そう、今年4月からいろんな番組で積極的に展開しているiMA音楽です。まさに今の時代を先取りした音楽をおかけしています。「時代と音楽」をテーマにして送る2時間15分。担当は中村圭佑、松下尚史、桑原和江です。

 

◇年末年始特番◇~歌謡曲、ジャズ、クラシックも歌謡曲も時代のiMA音楽~

 また、年末年始には通常の番組にかえてさまざまな特番を放送します。iMA音楽はもちろん、クラシックやジャズなど多様な音楽番組がそろいます(カッコ内は担当者です)。

<12月30日(月)>●年の瀬クラシック特集「疾走する悲しみ」9:00~10:15 年の区切りの交響曲などをどうぞ(梅岡和也)●「歌声をありがとう」11:15~11:55 今年亡くなった島倉千代子さんなどの曲をおかけします(中島望)。

<12月31日(火)>●年の瀬クラシック特集「歓びの歌」9:00~10:15 1年の区切りの音楽はやっぱりこれ!(梅岡和也)●「昭和の歌一ひら二ひら」10:15~11:55 昭和の名曲、懐かしい歌をお楽しみください(桑原和江)●「2014ライブ・ピックアップ」12:00~13:00石川県で2014年に開催されるライブ情報をお知らせ(中島嘉昭)

<1月1日(水)>●新春クラシック特集「春をうたう①」9:00~10:00 寒さに負けず、あったか~い音楽を聴いて頑張っていきましょう●「ビッグ・アップル・イン野々市 with ロン・カーター」10:00~13:00 昨年11月に上演されたコンサートなどの模様を3時間にわたってお送りします(以上、梅岡和也)

<1月2日(木)>●新春クラシック特集「春をうたう②」9:00~10:00 あとひと月もすれば立春。春はすぐそこに(梅岡和也)●「峯々に信心在り」10:00~11:15 「日本三名山」が出版されて半生記。著者の深田久弥は加賀市出身です(中島望)●「おやべタワー・オブ・ミュージック」11:15~12:00富山県小矢部市のクロスランドおやべで開かれるライブの話題から(中島嘉昭)

<1月3日(金)>●「ビッグ・アップル・イン野々市 with ロン・カーター」9:00~12:00再放送●「高橋リバーサイド・ステーション~午・うま・馬~」14:30~15:00エトのうまに関連した歌や曲を選びました(中島望)

 

<1月からの新番組>

●1月2日から毎週木曜12:00~13:00「帰って来たiMA音楽」 流行歌や歌謡曲もその時代を先取りした音楽です。そうした歌の数々をお聴きください(中村圭佑、桑原和江)

●1月4日から毎週土曜20:00~21:00「N1落語・ファイル」 クスっと笑える上質の小噺をお楽しみください(松下尚史)

 

 

iMA音楽がいっぱい!~10月からのFM-N1新番組~

  10月1日からFM-N1では番組改編を行い、新しい番組が次々に登場します。

 いまを切り取り、時代の今とこれからを感じる曲をかけている「iMA音楽」(いまミュージック・月曜10:15~11:15放送)。金曜21:00~には「iMA音楽+(プラス)」と併せて今年4月から放送していますが、10月からは放送時間枠、番組の数がさらに増え、内容もより多彩になって始まります。

iMA音楽アリーナ 月曜~金曜17:00~17:53 

 「格闘技場」を意味するアリーナよろしく、いま、イマ、今の洋楽、邦楽とガチンコで向き合います。レフェリーは中島望(木曜は中島嘉昭)。野々市市周辺でライブを控えたアーティストなどもゲスト出演します。

 さらにさらに、ケイスケiMA音楽(土曜15:00~16:00・日曜21:00~再放送)ノゾムiMA音楽(土曜20:00~21:00・日曜11:00~再放送)ヨシアキiMA音楽(土曜22:00~23:00・日曜15:00~再放送)は、それぞれ中村圭佑、中島望、中島嘉昭が担当。名前を番組タイトルに付けたように、各人の感性と味付けで、FM-N1に届いた新譜を料理します。これだけで終わりません。とどめはiMA音楽ベスト(日曜12:00~13:00・月曜21:00~再放送)を中村圭佑がお届けします。

 金沢工業大学生の寮やアパートの大家さんが出演して、工大生との交流を自らの声で語っているKIT大家さんは見守り隊が月曜8:30~9:00に移動し、火曜~金曜8:30~9:00には新番組KITドリバーが行くがドリバーと中村圭佑コンビでスタート。金沢工大の最先端の取り組みや地域の話題などを中心に掛け合います(いずれも18:00~再放送)。

  Find Your Music!がこれまでの月曜~木曜放送に加えて、土曜と日曜にそれぞれ7:00~8:00に新たに放送し、1週間で合計6本になります。

 新番組ではありませんが、黄金の喉は歌い継ぐ~FMN1ゴールデン・スロート~が復活します。パーソナリティは橋本伸行。放送時間は月曜~金曜8:00~8:30です。FM-N1には1年間で1万5千人以上の方々が出演しています。番組では、きょうの番組に出演するゲストを紹介します。これに伴って、小さな喫茶店でアルバム聴けば(桑原和江)の放送時間が月曜~金曜6:00~6:30に移動します。

 また、ニュースと天気予報、地域情報をお送りしているチョット・チャット763を新たに月曜~金曜の昼14:30~15:00枠に放送します。担当は松下尚史。金沢工業大学WAVEプロジェクトの学生によるKITキャンパス・ウエーブ(月曜~金曜19:00~21:00)や、My Music Time(月曜~金曜、日曜22:00~23:00)も内容を一新、若さあふれる新番組が始まります。

 iMA音楽では、いま、イマの新しい音楽がそろう一方で、PMC金沢工業大学ポピュラー・ミュージック・コレクションにある豊富なレコードの曲が流れます。秋の夜長を、FM-N1で、古今東西の多種多様なアナログ音源とデジタル音楽を心ゆくまでお楽しみください。

あしたの音が広がる「iMA音楽」。新しきも古きも多様な音楽をFM-N1で~4月1日から番組改編

 4月1日(月)からの番組改編に伴って、FM-N1の新しい番組が次々に始まります。今回の改編テーマは「iMA音楽(いまミュージック)」。あしたの音楽を先取りする曲を番組やパワープレーなどでどんどん紹介します。また、金沢高専と泉丘、野々市明倫、錦丘高校の各放送部が参加している「石川青春の詩2013」に、新たに金沢工大WAVEプロジェクトの学生が加わり、今を生きるメッセージと共にお気に入りの曲をおかけします。

<歌は続くどこまでも>4月1日から月曜~金曜6:00~6:30 SPからEP、LP、そして、CDの音源から多様な時代の邦楽をおかけします。パーソナリティは谷川昌則。

<あなたの傍に歌がある>4月1日から月曜~金曜7:00~7:30 傍(そば)にそっと寄り添う歌があるからこそ、元気づけられ、勇気がわいてきます。高専生や高校生、金沢工大生による「石川青春の詩2013」も。パーソナリティは桑原和江。

<N1 iMA音楽>4月1日から月曜10:15~11:15 大型新人・中島嘉昭がパーソナリティの注目番組。iMA音楽は「いま・ミュージック」と読んでください。中島が選んだ曲から、いま、あしたの音が聴こえてきます(土曜16:00~再放送)。

<甚やきらきら花ごよみ>4月1日から月曜13:00~13:30 津幡町・倶利迦羅にあるギャラりー「甚や倶楽部」のあるじ・松本めぐみさんがパーソナリティです。折々の話題、イベント情報をお気に入りの音楽と共に(月曜18:30~再放送)。

<つけてこなかった音楽日記>4月1日から月曜21:30~22:00 学生時代の日記が出てきた。1ページ目だけが書かれていて2ページからは空白。今から綴っても遅くはない。まだまだ若いのだから。書き手は中島望(土曜15:30~再放送)。

<一首一曲歌合わせ>4月2日から火曜12:00~13:00 百人一首の和歌ごころと、歌謡曲の歌ごころを合わせてみましょう。「iMA音楽」もおかけします。出演は宇野慶子と中島望。

<歌の細道・映画の径(こみち)>4月3日から水曜12:00~13:00 歌も道連れ、映画も道連れ、一緒に楽しい歌と映画への旅の気分を味わってください。案内役は岡本あき子、谷川昌則(土曜20:00~再放送)。

<KUMIのHAPPYサロン>4月4日から木曜13:00~13:30 日曜に放送していた「KUMIのHAPPY SUNDAY」が木曜に引っ越して新装開店です。健康と美を追求するパーソナリティの一松紅光さんは、金沢市西泉・エルドサロンのオーナーです(日曜9:30~再放送)。

<N1 バラード・バラード>4月5日から金曜24:00~24:30 バラードってなに? 「落ち着いた心やすらぐ音楽だけをかけるんです」と、担当の中島嘉昭が言ってます(土曜15:00~再放送)。

<昭和薫る時代>4月6日から土曜12:30~13:00 昭和のかおりがぷんぷんとする邦楽のロックや歌謡曲をばんばんおかけしますよ。担当は橋本伸行。

<マージーの時代>4月6日から土曜13:00~13:30 60年代前半、イギリスに登場したロック・ムーブメントがマージー・ビートです。貴重な輸入盤を紹介する西田正彰さんの「オールディーズ・フォー・トゥデイ」も。担当は中村圭佑。

 このほか、金沢工大ウエーブ・プロジェクトの学生が制作する「KITキャンパス・ウエーブ」(月曜~金曜19:00~21:00)も内容、出演者ともに一新します。ラジオ、サイマル放送、Uストリームでお楽しみください。

つかみはドリバー、主役も・・・。御園小学校の授業に招かれました!

 IMG_01234430.JPG  「あっ、ニワトリだ」「横にいるのはアヒルだ!」「かわいい!!」「不気味~!」

 わいわい、ガヤガヤとする中、先生の司会で授業が始まりました。野々市市立御園小学校3年の「総合的な学習」に2月1日、講師として招かれたのです。

 「皆さんの目の前にいるのはドリバー。FM-N1のマスコット・キャラクターです。ニワトリではありません。イヌワシです。その隣はドリコ。ドリバーの妹分です。ヨロシクね」。3年生の目が好奇心で輝き、104人のザワザワがなくなります(やったぜ。N1の女性陣からの助言を受けて良かった。 「どうせ行くならドリバー持っていきなさい!」「ドリバーだけだと寂しいし、ドリコも一緒に」と、それはまあ、半ば命令でしたが)。

 「ラジオの今とこれから」をテーマに45分の授業を進めました。初めはラジカセによる生放送を、次に、インターネットのパソコンによるサイマル放送を、続いて、スマートフォンを聴いてもらいました。実習を兼ねたインタビューでは「ラジオって絵も出るんだ!」の感想。そして、最後の10分間は、11時15分から始まったホームタウン野々市に全員で耳を。ちょうど粟貴章野々市市長が出演していて「FM-N1のような地域に密着したラジオ局は、特に災害などが起きたときには活躍します。野々市市には欠かせない存在です」と、御園小学校の3年生にメッセージを送ってくれました(これ、私が一番言いたかったこと!。自分で言うとなんだか自慢たらしいし、言うのをためらっていたんです。粟市長に感謝!)

 粟市長のコメントが終ったところでチャイム。45分の授業が終りました。授業のテーマは「野々市市のためにがんばっている人々に出会おう」でしたけれど、がんばったのはドリバーとドリコ。児童が教室を出るとき、ドリバーと握手して帰る子も。きょう、わたくしは二人の、いや二羽の付き人だったような気がします。

昭和13年生まれの同級生、ボレロ、放送文化基金賞、そして、デジタル・ラジオ

 N1コミュニティ火曜日を担当しているムッシュ・マルさんから夜、電話が入りました。小学校からの無二の親友が亡くなったというのです。その方Yさんとは面識はありませんが、ある番組制作を通じてその存在を知り、親近感を抱いていました。マルさんとYさんら5人が60年前の小学生時代に、金沢で戦後初めて行われたレコード・コンサートに顔を出していたのです。会場はアメリカ占領軍の金沢スキャップ図書館。ときは昭和24年3月27日。敬虔なクリスチャンだったYさんの母親から勧められて、スキャップ図書館の”ハイカラな”催しに参加したのでした。リーダー格は母親の薫陶を受けたYさんだったと言います。

 こうした史実をもとに私たちはドキュメントを制作しました。「1949年のボレロ~金沢アメリカ文化センター小史・占領と交流の日々」です。昭和24年、アメリカ文化センターの前身・金沢スキャップ図書館で流れた7曲のうちの1曲がボレロで、マルさんはそのときの会場の様子などを克明に話してくれました。「半世紀以上も前のことだから忘れていた光景もありました。でも、Yらとお互いに見たことを話し合い、忘れていたことを補完し合って、正確な事実を番組で伝えることができました」とマルさん。ボレロの構成にならって本編16部のうち、マルさんには第2部「おませな少年」に登場してもらいました。「レコードが奏でる美しい音色に、会場では老いも若きも感動していました。戦争中はそうした音楽を聴けず、みんな音楽に飢えていたんですね」。マルさんの番組でのコメントを今も鮮明に覚えています。喜びや悲しみを共有したマルさんの親友、いや戦友のYさんの逝去に心から哀悼の意を表します。

 たくさんの人たちに感動を与えてきたアナログ・レコードが周りから消えて久しく、今ではデジタル音源が主力になりました。私たちのラジオもデジタルになる日が近づいています。その現状を見にスタッフが先日、幕張メッセで開かれたInterBEE(国際放送機器展)に行ってきました。デジタル防災ラジオの実機がすでにできていて、J-Alertが自動的にデジタル受信機に流れる様子を間近に見て、デジタル時代がすぐそこまで来ていることを実感しました。FM-N1も加盟するCSRA(コミュニティ・サイマル・ラジオ・アライアンス)代表でジャーナリストの木村太郎さんがInterBEEの会場でデジタル受信機を説明しています。

http://www.inter-bee.com/ja/special3/

 その映像の下に木村さんの略歴が書かれていて、読んでいるとある偶然に驚きました。木村さんとマルさん、そして、亡くなったYさんの生まれ年が同じ1938(昭和13)年。同級生なのです。それぞれジャズなどの音楽が大好きです。また、木村さんは「1986年に第12回放送文化基金賞を受賞」とあります。マルさんらが貴重な時代の証言者として登場したFM-N1の先の特番総集編は、2006年に第32回のこの賞を受けました。久しぶりに放送文化基金賞という漢字を目にしました。そういえば、ずいぶん昔にそんな賞を獲ったなあ、と懐かしくも感じます。

 ラジオがデジタルになっても、番組の中身が大切であるということは昔もこれからも変わりません。ひと足早くデジタルになった地上波テレビの番組がつまらなく、番組コンテンツが大事であることを如実に物語っています。ラジオのデジタル化に向けて奔走する木村さんの姿を見て、昭和10年代生まれの大先輩の方々に心からエールを贈ります。「人生まだまだ。健康にお気をつけて、好きなこと、趣味や仕事に励んでください。お酒はほどほどに」。

 

新番組「KIT大家さんのラジオ日記」などがスタート~FM-N1 10月の番組改編~

 ようやく爽やかな秋らしい風が吹くようになりました。FM-N1では10月1日から番組改編を行い、新しい番組が始まります。過ごしやすい季節の中、ラジオで、パソコン、スマートフォンのサイマル放送で、FM-N1のプログラムをお楽しみください。主な新番組を紹介します。

◆「KIT大家さんのラジオ日記」 月曜~木曜8:00~8:30(24:30~25:00再放送)

◆「KIT大家さんは見守り隊」   金曜8:00~8:30(金曜24:30~25:00、土曜12:00~12:30再放送)

 「高い教育力」「強い就職力」などの話題でメディアに取り上げられることが多いKIT金沢工業大学。金沢工大生は大学の教職員とはもちろん、地域の人々との交流によって人間力を身につけ、成長しています。その「地域の教育力」の代表が寮や下宿、アパートを管理するおばちゃんやおじちゃんたちです。都会のアパートとは違って、KIT指定の寮やアパートでは管理人と工大生たちが家族のようにふれあい、絆を深めています。「KIT大家さんのラジオ日記」では、FM-N1の中村圭佑とドリバー(マスコット・キャラクター)が出演して金沢工大や地域の話題などにふれながら、中島加津子さんが大家さんの日記を読みます。「KIT大家さんは見守り隊」には、5組の大家さんが順番に出演して自らの声で工大生たちとの交流を披露します。これら二つの番組には合計48人の大家さんが参加して日記を綴っています。

 

◆「あやこ&なつみのサンシャインドライブ」 月曜13:00~13:30(土曜14:30~15:00再放送)

 パーソナリティは東京で女優業をしているあやこさんとなつみさん。プロデュースは、これまでこの時間帯に放送してきた「週刊☆こども演劇くらぶ」の金沢出身の演出家・輪島貴史さんです。日々の出来事や留学していたアメリカの話などをお気に入りの曲をかけながら語ります。新鮮な風が野々市に吹いてきます。

 

◆「KIT Cumpus Wave」(月曜~金曜19:00~21:00生放送・25:00~27:00再放送・土曜23:00~28:00再放送・日曜23:00~28:00再放送)

 50人の金沢工大生がFM-N1で番組を制作しています。WAVEプロジェクトの学生たちです。このプロジェクトは、金沢工大が誇る夢考房プロジェクトと同じ16年前に発足し、ラジオ番組を通じて企画力や人間力を養っています。「KIT Cumpus Wave」は、月曜から金曜まで夜7時から9時までの2時間(前半後半各1時間)、1週間で合計10時間生番組を放送しています。10月からは、半年間研修してきた1年生も加わり、音楽や旅、趣味、衣食住などのさまざまなテーマで新しいスタートを切ります。ふるさとのお父さんお母さん、友達がサイマル放送で番組を聴いて見て応援しています。

 

人生を彩った映画と音楽 ロイ節と蓄音器の音に聴き惚れて

bb1345285847339.jpg 50席はある席があれよあれよという間に満席になり、係が椅子を20席ほど増やしても、それがほどなくして埋まってしまいました。講演する本人の口から「いつも満席なんですよ」と人気のほどを聞いていましたが、これほどとは。

 金沢蓄音器館が主催する定期イベント「銀幕の彼方から~映画音楽を語る~」に顔を出してきました。講師はFM-N1の誇る番組パーソナリティ、ロイ・キヨタさん。8月18日土曜日の午後、6回目のこの催しに仕事を早く切り上げて初めてのぞくことができました。かける音楽はすべて蓄音器館が所蔵するSP盤で、もちろん蓄音器を使って演奏します。館長の八日市屋典之さんが自ら蓄音器にSP盤をかけ、ロイさんの名調子が続きます。紹介した映画音楽は「ライムライト」や「タミー」、「アラウンド・ザ・ワールド」など全部で8曲。

 集まった70人の平均年齢は、間もなく還暦を迎える私がヒヨッコに思われるくらいの高さ。女性が7割ぐらいで、中には20歳代の女性が2,3人いましたけれど。女性とお年寄りに人気のロイさんが講師だからなのか。と思ったら、八日市屋館長によると他のイベントも似たような年齢層だそう。同館の数あるイベントの中でも「ロイさんの講演は1、2位を争う人気です」と言います。

 講演のトリを飾ったのは映画「汚れなき悪戯」から「マルセリーノの歌」でした。ロイさんはこの曲をサウンド・トラック盤と日本人歌手による盤の2曲をかけてくれました。「ソルボンヌ大学を出て、日本人初のシャンソン歌手・高英夫さんが歌ったら、コウなります」。不意を突かれた駄洒落に観客は大笑いです。何せ、講演の初めに「私の母語は日本語ではありませんので、時折、怪しくなります。ご了承ください」と断っていましたから。

 映画と音楽が大好きなロイさんの愛情のこもったトーク、そして、蓄音器が奏でるSP盤の温かく深みのある音に包まれて、ゆったりとした時が流れました。「そうそう。来月は私の都合でこのイベントはお休みします。その代わり、FM-N1の私の番組を聴いてください」。さりげなく番組をPRして1時間の講演はお開きに。

 味わい深い話と音楽。この余韻を肴に「今夜はうまい酒が飲みたい」と久しぶりに思った夏の昼下がりのひとときでした。

 

 

音楽が大好きなパーソナリティから愛をこめて... 4月からのFM-N1新番組

 作曲家や作詞家に敬意を表して、曲は最初から最後までフルレングスでかけることを方針にしているFM-N1です。この4月からまたまた中身の濃い新しい音楽番組が登場します。一曲一曲に愛と思いをこめて。

ふぉんPhoneSongs 4月2日から月曜~金曜18:00~18:30 

 音楽をスマートフォンからイヤフォンやヘッドフォンで聴く人が増えています。パーソナリティのFM-N1中島望もその一人です。「ボクの聴いているめっちゃイイ曲を独り占めにするのはもったいない!」。というわけで、有名無名に関係なく、感性で選び抜いたイイ曲をおかけしていきます。

ポンポロプーしまさんと夕焼けノッポのおんがく探偵団 4月3日から火曜24:00~24:30

 パーソナリティの二人は白山市でそれぞれ楽器店とライブハウスを営んでいます。番組タイトルのポンポロプー、夕焼けはその店の名なんです。石川県ゆかりの音楽家の活動や曲を紹介したい!と気合が入っています。夕焼けと聞いて「夕焼け祭り」を思い出したあなたは通。そう!夕焼けノッポさんは石川が生んだあの名バンド「めんたんぴん」の大ファンです。

  情報&エンターテイメント番組では次の新番組がスタートします。

一目上がって一人前 4月2日から月曜13:30~14:30 

 担当はFM-N1の中村圭佑と中島望。トークやしゃべりの究極は落語ではないでしょうか。落語「一目上がり」は、教養のない八つぁんがインテリのご隠居たちと珍問答を繰り広げますが、こちらの二人はいったいどんな問答を披露しますやら…。 え~い、まどろっこしいやい!と、短気な八つぁんばりに、ホンモノの落語を流したりして。

わじの恩返し 4月2日から月曜24:00~24:30

 出演は、俳優でスタントマン、演出家、脚本家の輪島貴史さん。金沢出身で東京を中心に活躍している輪島さんが幅広い交友関係の中から毎回、ゲストを招いてインタビューします。FM-N1では「週刊☆こども演劇くらぶ」「今夜はバラード気分」に続くレギュラー番組です。

 

 

10月1日から番組改編~新しい番組・コーナーが登場します

2drive.JPG サイマル放送を始めてはや3年。石川県外に住むリスナーからツイッターやメールがたくさん届くようになりました。iPhoneとパソコンで毎日、FM-N1を聴いているという東京在住の方から暑中見舞いはがきをいただきました。「東日本大震災を境に僕自身のこと、仕事のこと、家族のことを考えるようになりました。地球が怒っているようですが、生きていれば楽しいことだってたくさんあるはずです。そんな中、FM-N1は私の暮らしの支えになっています」。

 今回の大震災をはじめ、災害があるたびにラジオの良さが再認識されます。災害のときはもちろんですが、平時でも頼りにされる、リスナーに喜びや哀しみが届くラジオでありたいと念じています。10月1日から秋の番組改編です。新しい番組やコーナーが始まります。

<大家さんは見守りたい> 10月1日から土曜12:00~12:30 

 KIT新篁のアパートの大家さん9人が3人ずつ順番に出演します。金沢工大生とのふれ合い日記を自らの声で読み、語り合います。また、「新篁マイ・ディア・ソング」(月曜~金曜朝7時~8時)で新コーナー「マイ・ディア大家さん」が始まります。45人の大家さんが工大生との交流日記を綴ります。好評だった「地域の教育力・おばちゃん日記」は9月いっぱいをもって終了しますが、より発展進化した形で新番組・新コーナーになります。

<白山に抱かれて> 10月3日から月曜18:30~19:00(24:00~再放送)

 白山市がこの9月、日本ジオパークに認定されました。白山と手取扇状地をテーマにして認定されたもので、同じ手取扇状地で歴史と文化を育まれた野々市町のFM-N1から白山や手取川の魅力を音楽にのせてお届けします。出演は坂東茂。

<ドリバーとけいすけの二人三脚> 10月3日から月曜~金曜8:00~8:30(27:00~再放送)

 FM-N1のマスコット・ドリバーと中村圭佑があなたに贈るきょうの花と素敵な音楽。ドリバーは白山に棲む精悍なゴールデン・イーグル(イヌワシ)ですが、FM-N1のドリバーはのんびり屋さんです。スピーディ・けいすけとちょうど良いコンビかも(写真)。

<ピザと風と湖と> 10月4日から火曜13:00~13:30(18:30~再放送)

 シカゴ・ブルースを中心におかけします。シカゴの風、ピザのにおい、ミシガン湖の雄大な自然を感じてください。出演は橋本伸行。

<ホームタウン野々市> 11月11日スタート

 野々市町が11月11日に野々市市になります。これに合わせて、野々市町の行政広報番組「マイタウンののいち」が「ホームタウン野々市」としてタイトルを変え、内容もさらに充実して11月11日からスタートします。

野々市中学の2年生が「未来系ラジオ」を体感中!

wakuwork nonoichi 027.jpg 「おっ、スゲェ!」「おもしろいねえ」。子どもたちに素直に喜んでもらうと、案内しているこちらもうれしくなります。中学生を子どもと言い切るには、少し戸惑いもありますが。
 きのう、きょうと野々市中学校からFM-N1に「わく・ワーク体験」の2年生が来ています。神田菜摘さんと森裕亮さんの2人です。FM-N1が取り組んでいる未来系ラジオを感じてもらおう。これが今回のテーマです。2人がまず驚いたのは、インターネットと連動してパソコンやiPhoneで"見える"ラジオ、そして、ツイッターを活用していること。2人はツイッターやマイクなど、iPhoneの使い方を瞬く間に覚えました。
 きのうから神田さんと森さんはツイッターでこまめにつぶやいています。きょうは朝から自分たちが撮影した写真をスライドショーに上げる作業をしています。その2人の作品は11時20分からの番組「マイタウンののいち」の中で流れます。また、FM-N1ホームページの「FMN1ショー」からも観ることができます。
 そして、総仕上げとして、今日7日午後4時からの「マイタウンののいち」に出演します。神田さん、森さんがこの2日間で取材したこと、感じたことを話します。
(写真はインタビュー取材中の森裕亮さん=写真中=と神田菜摘さん=同右)

喜多郎さんが9日のキャンパス・アメニティに出演

 0709 1amenity kitarou.jpg 世界的な音楽家でシンセサイザー奏者の喜多郎=写真=さんは、KIT金沢工業大学虎ノ門大学院客員教授です。その喜多郎さんのインタビューと講演を7月9日(土)午前11時~正午の「キャンパス・アメニティ」(11日午後1時30分~再放送)で放送します。音楽やシンセサイザーとの出逢い、音楽の持つ力、金沢工大生へのエールなどのインタビューをはじめ、喜多郎さんによる講演「世界的なアーティストが見るアジア音楽産業の変化と展望」をお届けします。

 KIT金沢工業大学虎ノ門大学院が主催して、去る6月9日に「激変するアジア音楽産業の舞台裏に迫る」と題した講演会とディスカッションが虎ノ門大学院キャンパスで開催されました。喜多郎さんのほかに講演したのは、同大学院教授の北谷賢司さん(コンテンツ&テクノロジー融合研究所所長)、客員教授の阿南雅浩さん(エイベックス・グループ・ホールディングス執行役員経営戦略部長)、同じく客員教授の加藤衛さん(前JASRAC理事長)です。会場の講義室には虎ノ門大学院で学ぶ学生や第一線で活躍する音楽関係者、社会人など約150人が参加し、満員になりました。

 喜多郎さんは、グラミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞。世界から注目される日本人アーティストです。その喜多郎さんに講演の前に話をうががうことができました。世界をツアーでまわっている喜太郎さんが「日本の奥深い、素晴らしい文化を再認識しました」などと話し、素朴で温かな人柄がトークからも伝わってきます。

 

 

7月4日月曜から新番組「週刊☆こども演劇くらぶ」

 

kodomogekijou.jpg 「ラジオで演劇を楽しむことによって、こどもたちの想像力が豊かになり、発想の瞬発力が高まります。リスナーの皆さん方も一緒に楽しんでいただければと思います」。

 こう話すのは、東京と金沢で俳優として活躍している輪島貴史さんです。輪島さんと、輪島さんが指導しているこども演劇くらぶの女子中学生3人がパーソナリティになって、新番組「週刊☆こども演劇くらぶ~元気!勇気!本気!」が始まります。放送日は7月4日から毎週月曜13:00~13:30です(再放送は9日から土曜14:30~15:00)。

 早口言葉を手はじめに、せりふを分担して演技する実践編など、内容は色濃く多彩で、女子中学生たちの元気さ、本気さが電波に乗ってリスナーに伝わります。

新しい未来をつかもう!N1被災者支援特番 5月3日から全6編

 IMG_33990.jpg FM-N1の局員3人が先月、大震災の被害にあった東北のコミュニティ放送局と臨時災害局に支援に出かけたことをお伝えしてきました。

 その模様を盛り込んだ特別番組が仕上がりました。きょう5月3日から5日までの3日間、全6編を放送します。題して「新しい未来をつかもう 東日本大震災被災者支援~N1いぬわし隊の記録」。いま、被災者の皆さんにどんな音楽を届けたいか。スタッフが訪れた仲間の被災ラジオ局、そして、被災者の方々の哀しみを共にいだきながら曲を選んで制作しました。真の音楽こそが人の苦しみ悲しみを癒すことができる、と信じて。

5/3(火)①11:20~正午 「大震災が第一声になった」②16:00~17:00 「いぬわしはウミネコをきいた」

5/4(水)③11:20~正午 「ボートは山に上った」④16:00~17:00 「真の音楽は哀しみを癒す」

 5/5(木)⑤11:20~正午 「いつも一緒に」⑥16:00~17:00 「はじめましょうよ」

 出演は第1編~第5編が中村圭佑、橋本伸行、第6編は石倉靖之。

 

ドリバー君ますます活躍! 4月からのFM-N1新番組

dliver2.jpg デジタル・マルチチャンネル・ラジオを先取りしているFM-N1で、4月1日から工夫を凝らした多彩な新番組が始まります。その中からいくつか紹介しましょう。なんと言っても注目は、これまでツイッター係をしていたFM-N1のマスコット・ドリバー君がパーソナリティとアシスタントとして”昇格”することでしょうか。

◆「おしゃべりドリバー」 火曜~金曜10:00~10:15 初パーソナリティのドリバー君がお気に入りのオールディーズに、日々の花言葉を添えます。ドリバー君ってロマンティスト!

◆「丸いレコード三角関係」 火曜12:00~13:00 毎回、3枚の邦楽のSP・LPレコードを取り上げ、それぞれのレコードに共通する関係をひも解きます。丸いレコードの〇ならぬ△カンケイ…。パーソナリティは谷川昌則、アシスタントはドリバー君。ドリバー君って、オールディーズ専門じゃなかったの? いえ、実は日本のフォーク・ソングも好きなんです(日曜7:00~7:30再放送)。

 ◆「日本の歌そぞろ歩き」 月曜~金曜6:00~6:30 iPhone片手に街を歩けば、野々市界隈のあちこちに古い文化や歴史が息づいています。そして、日本の懐かしい歌が聴こえてきます。谷川昌則がスタジオを使わずに番組を制作します(14:30~、26:30~再放送)。

◆「つばさのミュージック・キャラバン」 月曜18:30~19:00 シンガー・ソング・ライターのつばささんが初めてパーソナリティを務めます。ジャンルを越えた癒し系アーティスト・つばささんの曲とほのぼのトークをお楽しみください(24:00~再放送)。

tsubasa.JPG 世界にはばたくシンガー・ソング・ライター つばさ さん

◆「Find your music!」 月曜22:00~23:00 music.jp発の着うた「邦楽ウイークリーTOP10」をお届けします。楽曲やアーティストの情報はスマートフォン・アプリから無料ダウンロードできます。

◆「ばすくれふの歌う社長」 木曜13:00~13:30 社長さんたちが歌い、演奏すします。余技とは決して言えないそのレベルの高さに拍手!(16:30~再放送)

◆「宇野慶子のあなたの笑顔」 水曜9:00~10:00 つらいことがあっても悲しいことがあっても、あなたの笑顔が安らぎを与えてくれる。みんなが笑顔で元気になれるような話題と音楽をお送りします。

◆N1ミュージック・ファイル 土曜7:00~8:00、20:00~21:00、日曜20:00~21:00 FM-N1スタッフが地域の生活情報を心地よい音楽とともにお届けします。

日本のテレビくだらない!とフランス人青年 じゃあ、ラジオは? 

 娘さんがフランス人の技師と結婚した友人と久しぶりに会った折、開口一番に聞いてきました。「彼が日本に来て一番驚いたことは何だか分かる?」 「食べ物。イカとか納豆とか」の陳腐な答えは見事にはずれました。その答えはテレビ。

 「日本語がほとんど分からないその彼、初めは『日本のテレビは子ども向けの番組がなんと多いんだろう』と思っていたそう。でも、だんだん事情が飲み込め、大人向けの番組と知ると、怒ったらしい。こんな幼稚な内容の番組はフランスにはない。日本の視聴者はよく怒らないねって」。そのフランス男性が怒ったのは、バラエティー番組らしく、私が日ごろテレビをほとんど見ていないことを伝えると、「こんなくだらない番組を許している日本人の知性を疑うとまで言われた」とボヤいていました。

 テレビの質がますます劣化していると言われます。半面、先日からチリの落盤事故救出劇を生で縷々伝えたテレビは、速報性の点でまだまだ威力があります。しかし、これからもその威力と優位性を保ち続けることができるかというと、答えはノーです。「遅かれ早かれインターネットにその座を奪われる」と言うのが大方の見方ですから。在来のメディアの凋落とインターネットのさらなる発展について、詳しくは、「次に来るメディアは何か」(河内孝著・ちくま新書)など専門家の本に譲ります。

 テレビの悪口を私が口にすると、「”絶滅の危機に瀕している”と揶揄されるラジオ業界にいるお前が負け惜しみを言うな」。こうお叱りを受けるかも知れません。批判しているだけではありません。生き残り策もちゃんと伝えています。インターネットとどう折り合いを付けるか、融合するかによって、在来のオールド・メディアの未来は明るくも暗くもなります。ただし、大メディアが今まで吸ってきた甘い汁は味わえなくなります。例えば、広告。アクセス件数が分かるインターネットでは、アクセスに対する売り上げ比率や効果、注文した人の属性が明らかになり、アナログ時代のようなアバウトは広告料金は一掃されます。広告を出す企業はもちろん、利用者の利益にもつながります。

 メディアは確実に急速にデジタル化、インターネット化に進んでいます。小局もラジオのデジタル化到来に向けて、サイマル放送(インターネット同時放送)やiPhoneでの配信、ツイッターの活用などに取り組んでいます。過日、職場体験で訪れた野々市町の中学生に感想を聞いたら、「すごい。ラジオは聴くだけのものと思ってた。画像も映像も付いている!ツイッターも面白い」と驚いていました。そうそう。23日(土)、24日(日)の工大祭では、サイマル放送のほかに、新たにUストリームや近江町市場のパブリック・ビューイングでも放映します。この企画立案者であるMさんは団塊世代・アナログ世代のど真ん中にいますが、「一番先に新しいことをやった者が勝つ」の人生哲学を仕事にも生かしています。同感です。メディア業界ガラガラポン時代の今だからこそ、新しいことに挑戦し続けたいものです。

 冒頭のフランス人にいつか会えたら日本人の心意気を伝えたいと思っています。yamatodamashii です。

「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」は、道を尋ねているのではないのだ

 去る8月6日、「おばちゃん日記」からカーメン・マクレエの「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」が流れてきました。「へえ、カーメン・マクレエにこんな歌もあったんだ」。しばし聴き惚れていました。「でも、道を聞くにしては大げさな。格調高いと言うか、荘厳な趣だなあ」。「それはねえ、梅さん違うのよ」。英語が母語のロイ・キヨタさんが食いついてきました。ロイさんはちょうど私の立っていた反対側でパソコンで番組編集をしていて、私の位置から見えなかったのです。

 「ショウ・ミー・ザ・ウェイの意味はね、神よお示しください、ぐらいかな。道を尋ねるのだったら、テル・ミー・ザ・ウェイです」「そんな重たい内容を歌っているの?」「そう。キリスト教の文化を忘れてはいけません」「じゃあ、アメリカで道を聞くときに、ショウ・ミー・ザ・ウェイと言ったら、コシ抜かすかな?」「こいつ英語を知らないバカだと思われるか、教会に連れていかれるか。梅さんだと前者だろうけど」

 そんなこんなの即席の英語レッスンになったのでありました。「おばちゃん日記」は、金沢工大の寮、下宿のおばちゃんたちが工大生たちとの交流を綴った、あったか、ほのぼの日記が人気です。日記の味わいもさることながら、私、この番組の選曲が好きです。番組から女性ボーカルの名手をけっこう教えてもらいました。アイビー・アンダーソン、ダイナ・ワシントン、ジュリー・ロンドンなどなど。担当のN君に、選曲のコツを聞きました。

 「たっだ、かけとるげん」。初めは照れて言った金沢弁を打ち消してこう言います。「暗い曲をかけないように選ぶと、自然に同じようなアーティストがそろうこともあります。ジャズにそれほど詳しくないので。結果として好みの歌手や曲がかかってしまいます。アイビー・アンダーソン、ダイナ・ワシントン、いいですねえ。カーメン・マクレエも好きです」。

 洋楽、邦楽を問わず、番組の制作を通じていい曲や歌に出会えるのは役得です。ただし、いい曲、心に残る歌が、近ごろ、数少なくなったことが大変に残念です。聴くに堪えない、とまでは言いませんが。

ラブソングではなかった「見つめていたい」 

 きょう9日正午から放送のFM-N1「オールデイズ・デイティング」を聴いて、「へえ~、そうだったの!?」。またまた目からウロコが落ちた歌がありました。ポリスの「見つめていたい」(原題は「EVERY  BREATH  YOU  TAKE」)です。スティングが作詞作曲してポリスが歌い、80年代に全英、全米で1位になり、日本でも大ヒットしました。「君が息をしている間、ずっと君を見つめていたい」と、まあ、こんな熱いセリフを吐いている、メロメロなラブソングなのだと、20年以上思い込んできたのです。しかし、です。ロイ・キヨタさんが真相を明かしてくれました。

 「ちょうど私がアメリカで仕事をしている時に彼のインタビューを聴きました。聴き手の質問に、これがラブソング? 全然違うよ」と、憮然として次のように語ったと言うのです。それは、スティングが当時の奥さんと離婚寸前の揉めている状態の時に作った歌で、「お前の生きている間は、ずっとお前のことを見ててやる、監視してやる」といった歌詞の意味なのです。

 「ええ~っ? そんな事実を、曲を聴く前に言って欲しくなかった」。番組の相方・滝沢枝里さんが絶句します。インターネットで調べても、そうした真相に触れている記述は見当たらず、ひょっとして本邦初の公開になる、のかなあ。これまでも「フランク・シナトラのマイ・ウェイは人生を引退した時の歌詞だから結婚式で歌うのは場違い」「シカゴのクエスチョン67&68は、しつこい女と別れたがっている歌。政治問題を歌っていない」などなど、ロイさんにはずいぶん教えられました。

 「目からウロコです」。私が感心してロイさんに伝えると、ロイさんはさらりと言います。「梅さんの目には、本当にたくさんウロコがあるんだから」。ウロコのほかに、強度の近眼なので、使い捨てのコンタクト・レンズもしていますけどね。いやいや、「目からウロコ」の諺は「これまで知らなかったことを知って驚く」ことです。私の場合は「思い込んでいたことが全く違っていた」のですから、「驚天動地」の方が正確でしょうか。思い込みが激しいのか、見方、考え方が浅いのか。まっ、両方とものようですが、間違ったまま墓場に行くよりもマシ、と開き直っている近ごろです。

「どうやって聴くの?」 金沢高専の看板写真を撮っていると...

 久しぶりに新聞の原稿を書きました。書き言葉と話し言葉が違うこと、いや、違えなければラジオや日ごろの会話では不親切であることを改めて感じました。
 「水は人の暮らしの揺籃(ようらん)です」。こう書いた原稿で、読み方を聞かれて答えると、洋ラン? 要覧?など、質問者の頭の中にいくつもの「ようらん」が巡っていたようです。「あっ! ゆりかごのことですね」。初めから、揺り籠と書けば良いものを、と思う方もいるでしょう。
 しかし、限られた字数で多くのことを書きたい文章の世界では、字数や漢字の落ち着きなどからどうしても、揺籃を使ってしまいます。
 新聞記者出身の上司Mさんも、「やっぱり、書くときゃ、揺籃だろうよ」。
 ただし、ラジオのシナリオでは、できるだけ平易な話し言葉にするように心がけています。以前、一緒に仕事をした福井街角放送の鳴尾健さんが「梅岡さんの原稿は、硬いし、難解だし、読みづらいわ」とバッサリ。お叱りを受けて、ラジオ原稿ではできるだけ和言葉を使うようにはしているんですけどね。

中学校で武道が必修化 体育の先生も大変です

 中学校で武道が必修になるようです。11月24日付の読売新聞によると、早ければ2011年度に実現する見込みで、それまでの環境整備として体育の教師に武道研修を行わせ、また、予想される問題点として現行の柔道、剣道に加えて、女子学生を中心に弓道、なぎなたの履修を希望する声が強まるだろう、と書いてありました。
 少林寺拳法を修行する身として、日ごろから「教育の中に武道を」と言ってきました。中央教育審議会の今回の判断を歓迎しています。武芸百般と言われるように、世の中にはいろんな武道があります。ちなみに、日本武道館に事務局を置く日本武道協議会という団体があり、ここに九つの財団法人の武道団体が加盟しています。以下、列挙します。
 全日本柔道連盟、全日本剣道連盟、全日本弓道連盟、日本相撲連盟、全日本空手道連盟、合気会、少林寺拳法連盟、全日本なぎなた連盟、全日本銃剣道連盟
 武道が必修になる中学校では、さしずめ、以上の九武道が対象になると思われます。未経験の体育の先生はこれから大変だと思いますが、「教師には武道修行が必要」「武道経験者を優先して教師に採用を」と主張してきましたから、思いが通じたようで少しはうれしく思っています。
 

ミシュランとジダンに見るフランス人魂

 「ミシュランガイド東京2008」が発行されました。「東京にある16万店の飲食店の中から三つ星の店が8店選ばれた」などと、多くのメディアが大きく取り上げています。ミシュランは、世界で3本指に入る大手タイヤ・メーカーです。そのタイヤの製造会社がどうして食堂の格付けを?と疑問に思う人もいるでしょう。 
 「車で旅行して初めて入る食堂でも安心しておいしい料理を食べられるように」と、タイヤの普及を兼ねて店の紹介と格付けを始めたのです。最初に発行したのは1900年と言いますから、今のような車社会が到来する遥か前の先進的な取り組みです。また、食いしん坊ぞろいのフランス人らしい販促キャンペーンだったと、感心もします。
 歴史に「もし」はありませんが、「もしフランス人でなかったなら、こういった飲食店の格付け本を1世紀以上も出し続けなかっただろう」と確信します。国民性というものが学問的にあるのかどうかは分かりませんが、フランス人の国民性を一言で言うと「唯我独尊」ではないでしょうか。フランス人の国民性について、唐突ですが、私は最近「ジダンの頭突き」を思い浮かべます。そう、昨年のW杯サッカーで、フランス代表のジダン選手が対イタリア戦で起こした暴力行為です。

夕焼け祭りエピローグ 音楽を愛する店主との縁と宴

 上司Mさんが先のブログに書いた夕焼け祭りに、私も仕事として顔を出していました。味わい深い5時間のライブのあと、飛田一男さんらロックンローラーご一行は金沢の料理店に繰り出し、打ち上げをしました。私は行かなかったのですが、「大変盛り上がった、いい打ち上げでした」と翌日、飛田さんから聞き、胸を撫で下ろしました。というのも、その店は、飛田さんが初めての店で、ひょんなことから「ここを使ってみてはどうか」と助言したからでした。
 夕焼け祭りの1週間ほど前の夜、敬愛するラジオマンでアナウンサーの鳴尾健さん、Mさん、そして、私とで会食をしました。座卓が四つある2階の板張りの部屋は私たちが占領し、ゆっくりと話をすることができました。その間、ずっとBGMは吉田拓郎や井上陽水といった70年代の邦楽でした。「店主はこの手の音楽、好きなの?」。酒も進んだ折、この年代の音楽に一家言を持つMさんが、アルバイトの女の子に聞くと、「ええ、いつもこうした音楽をかけているので、好きなようです。ちょくちょくライブにも出かけています」。「夕焼け祭りの打ち上げをここでやったらピッタリですねえ」と私。「今、ワシも思っていたところや。人が話す前に言うな!」とMさん。
 さっそく、飛田一男さんに電話をすると興味を示してくれて、店主と直接話をし、即決即断で打ち上げの場所が決まりました。

広辞苑 いまむかし

 「昨年7月に亡くなった作家・吉村昭さんのことが来年1月発行予定の広辞苑第六版に掲載される」。こんな記事が11月5日付の読売新聞朝刊に出ていました。夫人で作家の津村節子さんが「辞典が出たら、吉村の写真の前に名前が書かれたページを開いてそなえてやろうと思います」と感激している、とこの記事は結んでいます。
 吉村さんは、私が好きな作家の一人です。「零式戦闘機」「海軍乙事件」は、いつも手の届くところに置いて、時折、読み直しています。前著では、戦前、画期的な発想と技術力で生まれたゼロ戦(正式には零式《れいしき》戦闘機)が、「牛車」で丸1日かけて工場から48キロ離れた飛行場まで運ばれたことを知りました。また、後著では、先の戦争中、海軍中将の乗った一式陸上攻撃機がセブ島沖に不時着、暗号文書をアメリカ側ゲリラに奪われたものの、帝国海軍はその後、暗号を変更しなかったばかりか、奪還した中将を処罰しなかったことなどを記しました。こうした戦争の隠れた事実を、吉村さんは生存者に会って証言を聞き、記録を調べるなど地を這うような取材を行い、緻密な筆致で描いています。
 意外に思ったのは、これまでの広辞苑に、畏敬する吉村昭さんが載っていなかったことです。

道君のこと 同級生の「みちくん」ではありません

 「歴史のある街」に、考古学者・吉岡康暢さんのロング・インタビューをアップしました。吉岡先生には、歴史ドキュメント「末松の大寺に飛鳥の風吹く~守り神に語った1340年の秘密~」で大変お世話になりました。昨年12月から今年3月まで順次放送した番組では、「吉岡学説」にのっとって番組台本を書き進めました。
 「映像のあるテレビだったら、制作はさぞかしラクだったろうに」。吉岡先生をはじめ、考古学ファンの上司Mさんと一緒に歯噛みしたものです。しかし、制作や取材に苦労した分、これまで無知に近かった日本の古代を学ぶことができて満足しています。「よくぞ、そこまで勉強したねえ」と、温厚ながら学者然とした吉岡先生から感心された時は、劣等生が試験に悪戦苦闘して合格点をもらったようで、本当にうれしかったものです。
 個人の知的充足感はさておいて、大きな収穫は野々市町を含めた手取川扇状地の古代が分かったことです。とりわけ、古代豪族・道君(みちのきみ)について多くのことを知りました。

語感、五感、違和感…「元気をもらう」のはイヤです

 アメリカに留学して、フォト・ジャーナリズムを学んで活躍した女性写真家に取材した折のことです。
 「日本では、芸術家、画家、作家というふうに、それ専門に仕事をする人はみんな”家”になっちゃうのよね。英語はフォトグラファーやアーティストのように、人を表すerとか、istを末尾に付けるだけなのにね。久しぶりに日本に帰ってきた自分が、周りから写真家と呼ばれることに違和感を持ちました」。
 ふーん、なるほど、と、言語とその背景にある文化の違いについて、その人と話が盛り上がりました。
 漢和辞典には、「家」の項目に、「専門的な知識や学問を身につけている人(詩家、天文家)」「学術の流派(儒家、道家)」とあります。その道の「大家」として、尊敬の念がこめられているわけです。
 最近、番組などでアナウンサーが「作家さん」と呼ぶことがあり、違和感を持っています。「先生さま」と同じような、二重敬語ではないのかと。そうした場合には、すぐに自分の意見を伝えるようにしています。何しろ、公共の電波を預かっている限りは、正しい国語、正しい言葉遣いに努めるのが義務だと思っていますから。

旅立つ前に天玉そば 

 「食べ物とオンナを描けたら、一人前の文章家だ」。30年前、先輩から教えられた格言(?)です。男女平等参画社会の今日、女性の作家や随筆家もずいぶん増えました。彼女たちの立場では、一人前の条件とは「食べ物とオトコをうまく描くこと」になるのでしょうか。
 食べ物について言うと、ひところのグルメ・ブームが一服した感があり、喜んでいます。「料理を評価、評論できるのは銀のスプーンをくわえて生まれた、限られた人のみの特権である」。ある作家がこんなようなことを書いていました。まったく同感です。グルメ(美食家)とは、フランス料理のフルコース、中国料理の満漢全席、和食の料亭料理を日常的に食べている方々のことです。ただ食べなれているだけではなく、行儀正しい(マナーに通じている)ことはもちろんです。
 この伝でいうと、ラーメンなどを食べ歩く人を、食通や美食家扱いするのは筋違いになります。麺類の中では、日本そばは高級な店やそば打ちを趣味にする人が多く、語る資格のあると思われる人がいることはいます。また、寿司については、北陸では気軽に食べられる大衆料理の範疇ですけれど、東京あたりでは高級料理に属するようです。

「夕焼け祭り」は”おやじロックンローラー”1年の総決算 

 この欄でもたびたび書いてきました。私は筋金入りのクラシック愛好家です。正確には過去形の「でした」になります。青春の一時期には、その頑なさの余り、「クラシック以外は音楽と認めない」態度を貫きました。悪友たちが私の偏向を懲らしめようと、夜な夜なビートルズやらサイモン&ガーファンクルといったレコードを持って家に押しかけてきました。「意外にいい音楽じゃないか」。徐々に他のジャンルにも心を開いていきました。
 ラジオ局にお世話になって、「世の中にはいろんな素晴らしい音楽があるものだ」と、自分の不明と無知を恥じるようになりました。ジャズのムッシュ・マルさん、オールディーズのロイ・キヨタさんは、造詣の深さもさることながら、音楽を語るその表情に愛情がにじみ出ています。二人とも音楽が暮らしの大切な一部になっているのです。
 もう一人、いい出逢いがありました。
 飛田一男さんです。

少数派の意地 いや、単なるヘソマガリ?

 「クラシック音楽がこんなに素晴らしいものだったのかと、初めて知りました。今まで聴いてこなかったことを後悔しています」。
 こう中村圭佑くんがしみじみ述懐します。中村くんは、10月から始まった新番組「おばちゃん日記」を担当しています。この番組では、背景音楽にクラシック音楽を使っています。10月はモーツァルト、11月はバッハと、月ごとに作曲家、そして、週ごとに曲を変える趣向です。
 クラシック愛好者は、人口の1~2%と言われています。100人のうち、1人か2人がファンというわけです。商売として成り立ちにくく、演奏時間が長尺であることから、ラジオ番組でも扱いにくい音楽です。にもかかわらず、敢えて番組に選んだのは、私が少数派のクラシック・ファンであるという個人的な理由だけではありません。
 

秋の番組表が届きました

 「今度の表紙なんにしよう?」「いろんな分野で頑張ってる野々市の子どもたちをズラリ並べるってのはどうですか?」
 活字にすると、味気ない2行の会話ですが、映像になると男2人が苦渋の気難しい表情で話し合った姿がありました。それで行こうや! ゴーサインが出てからは、写真撮影やキャッチコピーの推敲、文字校正、レイアウトの修正など、デザイン会社との打ち合わせが続きます。
 4月と10月の年に2回ある番組タイムテーブルの作業は、文字通り、時間との競争です。表紙の内容やデザインは、アイデア次第の単独行動でどうにでもなりますが、難しいのは新番組の企画と準備です。こればかりは、一人でやるわけにはいかないのですから。
 

改編 大変

 10月1日の月曜日から、FM-N1の秋の番組改編に伴って、新しい番組が始まります。主な新番組は次の通りです(カッコ内はパーソナリティ)。
●「おばちゃん日記」(中村圭佑、中島加津子) 1日から月曜~金曜朝8時15分~8時半
●「知っトク相続手続き!」(相続手続支援センター) 2日から火曜朝8時半~9時(午後6時半~7時再放送) 
●「みずほインベスターズ証券 株式市況」(中村圭佑、大西宏明) 1日から月曜~金曜朝10時~・午後12時58分~・5時半~
●「小さな喫茶店でアルバム聴けば」(岡本あき子) 1日から月曜~金曜午後1時~1時半(午後5時~5時半再放送)
●「五線譜の親友」(中村圭佑) 6日から土曜午後4時~4時半(日曜夜10時半~11時再放送)

引く日本、押す欧米

 前に書いた「国民性や民族性の違いを表す喩え」にも関係しています。お国が違えば体の動きも違ってきます。例えば、のこぎり。日本では「引いて」木を切りますけれど、欧米では逆に「押し」が中心です。荷車や台車で荷物を運ぶ時も、日本では前から引っぱりますが、海外では後ろから押すのが一般的です。筋肉の強弱や体の大小、文化の違いなどによって、同じことをするのにもやり方が逆になるのでしょう。
 先日終わった世界柔道選手権を見ていて、同じことを考えました。つまり、日本人選手は袖、襟をつかんで引き技をかけるのが得意なのに対して、欧米の選手は体ごと当てて押し倒すタックル戦法を多用します。後者の技は、日本人の私としては「こんなの柔道じゃない、レスリングだ」と言いたいのですけれど、もちろんルール違反ではありません。柔道は、世界の格闘技のいろいろな技を採り入れて国際化してきたのですから。
 

テレビが面白くないワケ

 先日の日経流通新聞に興味深い記事が載っていました。首都圏に住む20~30歳代の男女を対象に行った意識、及び行動調査です。この調査をもとに、記事では「車は持たない、モノをそれほど買わない、酒を飲まない、行動半径は狭く、休日は自宅で洗濯や掃除をし、貯蓄には熱心」という若者像をとらえ、「最近の若者は出費に慎重で縮み志向」と分析していました。
 私の身の回りにいる20、30代を観察しても、堅実な暮らしぶりの人が多く、この「縮み志向」は首都圏だけではなく、最近の若い人たちの全国的な傾向に思えます。
 20、30代と言えば、テレビの視聴者で最も重要視されるF1層(20~34歳女性)、M1層(20~34歳男性)です。購買力や行動力が大きいこの年代に商品を買ってもらおうと、大手企業が莫大な額のお金を出して、番組の提供スポンサーになっています。

小さなラジオ局の国際化

 国民性や民族性の違いを表す面白い喩え話がたくさんあります。例えば、客船が沈みかけ、救命ボートに乗り移って満員になっている状態での話です。乗務員が「このボートは女性や子ども、老人が優先です。健康な男性諸君は海に入ってボートにつかまってください」と言ったものの、なかなか下りてくれません。
 「ご安心ください。皆さんには高額の保険がかかっています」で、一斉に飛び込むのがアメリカ人、「ジェントルマンらしく行動してください」に反応するのはイギリス人。そして、日本人にはこう言うと効果的だそうです。「隣の男性の皆さんすべてが海に入っています」。
 言いえて妙なる比喩です。さて、小さな我がラジオ局にも国際化の波が押し寄せています。まず、「こそあのオールディーズ」や「ブロークン・タイムマシーン」のロイ・キヨタさんは、日本人の父親の仕事の関係で中学生までアメリカなどの英語圏で暮らし、長年、国籍は母方の台湾系中国人でした。今はすでに日本に帰化し、日本語も完璧です。しかし、今でも難しいスピーチは英語の方が楽で、「長い間、日本で暮らしてきて僕のモノの考え方や行動様式は日本人ではないとつくづく思います」と言っています。

鳥肌が立った…?君が代

 東京でしか演奏会を行わないため、全国的な知名度は低いものの、一部の音楽ファンから熱狂的に支持されている指揮者がいます。宇宿允人(うすき・まさと)さんです。宇宿さんのCDは公式ホームページから注文する仕組みになっています。先日、手に入れた最新作のベートーベン交響曲第9番「合唱付き」は、日本国国家「君が代」とのカップリングでした。
 宇宿さんの君が代を聴いて、思わず姿勢を正しました。これほど格調が高く、整然、かつ凛然とした演奏を聴いたことがありません。今の若者言葉で言うと「鳥肌が立つほど感動した」でしょうか(これは間違った日本語の一つ。「鳥肌が立つ」とは、怖い目に遭ったことの喩えであって、美しいものを見たり、感動した時に使うのは間違いです)。白山比咩神社の例祭で聴く雅楽演奏による君が代も味わい深いものがありますが、宇宿さんのは演奏者と合唱者が心の奥底から音楽を理解し、音を内側から磨き上げているような歌になっているのです。
 

おっさん大学生 頑張る

 「私、大学生です」。こう言うと、たいていの人は冗談として笑うか、「この人ウソつきだわ」なんて目をします。そこで、水戸黄門さまの印籠のように、学生証を掲げます。一同「ははーッ」とひれ伏しはしませんけれど、感心されたり、変わり者扱いされたりして、信じてくれるわけです。
 5年前から、放送大学に通っています。石川学習センターが職場から歩いて1分の近くにあり、顔なじみの職員から受講を勧められたのがきっかけでした。決して勉強が好きだとか、生涯学習に意欲があったのではありません。本音を言うと、お付き合いだけして、授業に出ることはもちろん、単位取得のための試験も受ける気は全くありませんでした。それが、大学から会報や試験日程などが送られてくるうちに、「試験だけでも受けてみるか」と気が変わりました。せっかくの授業料を何もしないで捨てるのも、もったいないという気持ちもありました。以下、5年間の戦績、いや、成績です。

政治家と武道 新内閣の二人は同好の士

 きょう8月27日の午後、第2次安倍内閣の顔ぶれが出そろいつつあります。個人的に注目したのは、政調会長の石原伸晃さん(50歳)と、防衛大臣の高村正彦さん(65歳)の二人です。両氏には、共通の趣味があります。少林寺拳法です。
 石原さんは、慶応大学の部活動で主将を務め、卒業後は監督もしていました。高村さんは、中央大学で少林寺拳法を始め、山口県で弁護士をしたあと政治家になり、折を見て地元の道場に通う「現役拳士」でもあります。政治家がたしなむ武道と言えば、これまでは剣道と柔道が相場でした。これらの先輩武道に比べて、今年で創始60年の少林寺拳法はまだまだ歴史が浅い分、永田町での競技人口も少なかったようです。
 自民党では石原さんは無所属、一方の高村さんは高村派の領袖。政治的な方向性はそれぞれ異なると思われますが、そこは「同好の士」の言葉を超えた親和性と連帯感があると確信します。武道をしている、と公言すると、「頭の中が筋肉」、「問答無用の野蛮な武闘派」と思われがちなのですけれど、政治とはとどのつまり言葉による闘いです。言葉は肉体の一部です。ゆえに、言葉も肉体も日ごろから鍛えている方が有利なわけです。
 少林寺拳法をたしなむ一人として、理屈ぬきに、単純に、肉体(言葉も)を鍛える同好の士たちの活躍を期待したいと思います。
(梅岡和也)

給料日に思う感謝と反省

 あした25日は土曜日ということで、きょうは前倒しの給料日。給与生活者になって386回目の月給です。30年以上前、初めてもらった給料の額やその時の光景などを、時折懐かしく思い出します。当時、給料は手渡しでした。銀行振り込みのシステムはもちろんありませんでした。また、当時勤めていた会社の社長が新入社員を並べて、直に初給料を手渡すのが恒例行事でした。ありがたく給料袋を頂戴した後に、社長の訓示がありました。「給料をもらうことに感謝の心を忘れてはいけない。私は初めての給料を神棚に供えて感謝した」。今は故人となったこの社長は立志伝中の人物で、新入社員などがめったに近くで接することのできないような存在でした。緊張しながら訓示を聴いていたことをきのうのことのように覚えています。
 社長が述べた「感謝の対象」は、これから働く会社に対してであることが何となく分かりました。多くの人は、最初に勤めた会社で、仕事の仕方や規律、モラルなどを刷り込まれます。私は給料をもらうことに感謝する対象と存在を、長年、漠然と捉えてきました。しかし、その対象を明確な形として意識できたのは、実は、50歳を超えてからのことです。
 

訓練はウソをつかない~地震に備えるために~

 8月26日(日)に野々市町防災訓練が富陽小学校で行われます。FM-N1では、この訓練に合わせて防災特番を放送します。同日の朝9時から正午までの3時間です。特番の取材で、輪島市に行って来ました。能登半島地震が起きてから5カ月。災害対策本部の窓口となった輪島市の嘉地和春総務課長に話を聞くことができました=写真左=。大地震の活発期に入ったと言われる折、「あすは我が身」の覚悟を決めて、準備をしておかなくてはなりません。能登半島地震での経験から学ぶことがないかをインタビューしたのでした。課長の話の詳細は当日の放送に譲るとして、印象に残った言葉は「訓練はウソをつきません。輪島市では毎年、自衛隊のOBを招いて防災訓練をしていて本当に良かったと思います」でした。
 日ごろから実戦さながらの訓練しておかないと、いざという時に体が動かないというのです。
 

再び戦争について 街角の記録「忠魂碑」から学ぶ

 神社の境内や街角で忠魂碑を目にしたら、その碑文を読むことをお勧めします。戦後だけではなく、戦前を含めたちょっとした歴史の勉強になります。野々市町中林5丁目、富奥公民館の前にある忠魂碑は、昭和3(1928)年の建立です。当時の富奥村から、日清、日露の戦争に出征し、戦死した9人を祀るために建てられました。のちの太平洋戦争で亡くなった方々を加え、合わせて91人の名を碑に刻んでいます。真ん中にひときわ高く立つ石柱の揮毫は、当時の総理大臣で陸軍大将だった田中義一。ちなみに、本町の布市神社にある忠魂碑を揮毫したのは、明治の元勲・山縣有朋です。
 富奥地区では、忠魂碑が建った昭和3年から毎年8月7日に招魂祭が営まれた後、奉納盆踊りとして地元の伝承芸能・富奥じょんから踊りや、野々市じょんからなどが踊られていました。

原爆忌に戦争について考える

 きょう8月6日は広島に原爆が落とされた原爆忌。FM-N1の番組でも朝からこのことに触れるパーソナリティが多く、主にジャズをかける月曜N1コミュニティでは、秋吉敏子さんが作曲した44分の大曲「ヒロシマ」を初めから終わりまで流すなど、それぞれに持ち味を出した放送をしていました。
 秋吉さんは、ヒロシマの作曲を依頼された当初は断ったそうです。「テーマが重過ぎる」との理由からです。結局、「悲惨さのあとの希望」を描いても良いということで、曲を仕上げました。なるほど、最終の第3楽章は、阿鼻叫喚の地獄図から立ち上がる勇気や希望を感じさせる曲調で終わっています。
 この曲を聴いているうちに、ジャズが南北戦争によって生み出されたことを思い起こしました。戦争が終わって、南軍の本拠地だったニューオーリンズで、南軍の軍楽隊がさまざまな多くの楽器を放棄しました。これを黒人たちが演奏し始めて、ジャズが始まったのです。ときは1865年。日本の明治維新よりも数年早く起こった南北戦争は、英語でThe civil war(市民戦争)と言います。この名前の通り、全アメリカ市民が真っ二つに別れて戦い、両軍合わせて62万人の戦死者を出しました。この数は、アメリカがその後かかわった対外戦争による戦死者の総数よりも多いのです。

良き敗者は明日の勝者

 昨日、おとといは多忙でした。野々市じょんからまつりや参院選挙の放送に加えて、目と耳を離せない出来事がありました。野々市明倫高校野球部の快進撃です。結局、甲子園にはあと一歩のところで涙をのみました。こう書いて、この古びた表現に違和感を覚えました。意外と泣く子が少なかったからです。アメリカ人の友人知人が指摘する「日本人の不思議な行為」の一つに、「スポーツなどの勝負に負けて泣く姿」があります。「勝ってうれし涙を流すならわかるけど、負けて泣く気持ちや行為が理解できない」と言うのです。a good loser(グッド・ルーザー)。一所懸命に戦って負けた敗者を、彼らはこう讃えます。明倫高校の球児たちの姿は、まさしく清々しい「良き敗者」でした。日本にも判官びいきという言葉がありますから、潔い敗者を讃える心情は、国や文化を超えたものでしょう。(下の「続き」をクリック)

じょんからまつりを生放送~粟町長を囲んで踊りの輪~

 野々市町で祭りと言えば「じょんからまつり」。町の無形文化財「野々市じょんから節」を、老いも若きもこぞって踊り、夏の風物詩になっています。
 今年の日程は、7月28(土)、29(日)の2日間、踊りの会場は野々市小学校運動場です。FM-N1では今年もまつりの模様をお伝えします。じょんからとは、古来の念仏踊りに由来し、漢字で「自安和楽」と書くとも言われています。実は、野々市じょんから節のほかに、町内の富奥、御経塚、郷に受け継がれる地域じょんからもあり、これらの保存会の活動などについても取材しました。
 「誰に教えられたわけでもなく、小さい時から自然に野々市じょんからを踊っていました」。粟町長がこう語るように、地域の伝統芸能を通した人々とのふれあいや共通の体験は、町づくりの基本です。
 特番では、フレッシュな粟町長へのインタビューも放送します。
 放送時間は7月28日(土)午前10時~午後1時・午後7時~8時、29日(日)午前10時~11時の3回、合計5時間です。皆さん、参院選挙の投票を終えて、まつりの会場に足を運んでください。(梅岡)

こんな身近に野鳥がいる~高橋川の人と自然と~

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 最近、会社に自転車で通っています。金沢の南の端にある自宅からFM-N1へは4キロほどの距離です。いろいろな通勤路を試した中で、一番気に入っているのは、高橋川沿いの遊歩道です。車に邪魔されることなく、ミニ・サイクリングを楽しめます。わずか20分の通勤時間ですけれど、高橋川のせせらぎを耳にしながら川風を肌に感じ、朝の陽ざしを受けて縮緬模様に輝く川面の光景は、さながら心なごむシンフォニーです。また、高橋川が野鳥の憩いの場であることを発見しました。「ギョーギョーシー」と、ひときわ大きく鳴く鳥がいました。その鳴き声を録音して、日本野鳥の会の会員でもあるロイ・キヨタさんに尋ねました。「オオヨシキリだよ」。私のオールディーズの先生・ロイさんは鳥博士でもあり、昼休みにはよく金沢工大ライブラリーセンターから高橋川の野鳥を観察しているそうです。
 自転車通勤をきっかけに知った高橋川の風物詩を、6月28日(木)午前11時15分からの「マイタウンののいち」で放送します。宅地化が進む野々市ですが、身近なところに野生の動物たちがいる、自然と共存する町であることもぜひ知ってください。(梅岡)