スタッフブログ

HOME > スタッフブログ > それとも・・・

それとも・・・

2009年1月15日 20:30

1月15日、野々市町本町丁目にあります布市神社で左義長が行われました。
私が布市神社に到着したのは10時頃、その時間には多くの地域住民の方が神社を訪れ正月の飾り付けや書初めなどを炎の中に投げ入れていました。

神社の周辺に雪が残る中での左義長、風情があっていいですね。


先日N1のホームページの「野々市こんな町」に上林で行われた左義長について写真付きの説明があります。近年の農業の変容によって昔のように天高く炎が舞い上がる左義長は出来なくなったそうです。時代の変容によってその姿・形も変わっていくのですね。


さてトコロ戻って布市神社の左義長の話。

取材をしていると「最近の人は伝統行事を軽く考えているのでは」という意見を聞きました。よくよく聞くと伝統行事を行う日について意見があるとのこと。

今年の布市神社の左義長は1月15日、そう今年は木曜日で平日でした。これまでの伝統に則ってこの日に定めています。以前まで1月15日は成人の日で祝日だったために小学生や中学生が多く訪れていたのですが、ハッピーマンデー制度が導入されて、成人の日(祝日)が1月の第2月曜日に移動してからというもの、子ども達の姿が見れなくなったようです。
(まぁ平日は学校があるので仕方がないのですが・・・)
できるだけ多くの地域住民がこのような伝統的な行事に参加出来るようにと、最近は「平日は人が集まりにくい」を理由に週末に行われる地域が殆どなんですね。


本来、左義長が行われるのは旧正月を中心とした1月14日夜から15日の間。
伝統的な行事が行われる日というのも、その時代・生活の状況や環境によって変わってくるのです。


「古来から伝わる伝統の日は守るべき!」
「できるだけ多くの人が参加できる日を選ぶべき!」

伝統を守るか・・・それとも生活のスケジュールを優先するか・・・


難しいものです。