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「押し花しおり」に思いを寄せて

2009年2月 5日 20:37

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まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では立春も過ぎ、これから春を迎えるこの時期。
「春」といえば、旅立ちや別れの季節であり、また新しい始まりや出会いの季節でもあります。
みなさんそれぞれのイメージがありますが、これから卒業を控える小学生や中学生はどうでしょう。
恐らくこれから歩む道への期待と同時に、今まで過ごしてきた学び舎との別れ、寂しさも感じているのではないでしょうか。


そんな卒業する彼らに最後のメッセージを贈りたいと、野々市町の布水中学校ではPTAと教職員が
協力してあるプレゼント・贈り物を作りました。


それは「押し花のしおり」です。


布水中学校のPTAでは環境文化活動の一環として「プランターの花植え」を行っています。
学校の玄関口には400個ものプランターが設置してあり、今年もPTA、教職員、そして生徒が協力し合って、世話をし続けた結果、素晴らしい花畑になりました。
そこで「生徒達の心に安らぎになっていた花」を卒業する生徒148名に「押し花のしおり」にして贈ることになったのです。


写真を見て分かるようにこのしおり、表は押し花、裏はメッセージが書かれています。
しおりの制作にはPTA委員と教職員が参画し、PTA委員は押し花を、教職員がメッセージを担当し、ひとつひとつ丁寧に作りました。


布水中学校のPTA副会長 環境文化部の土田妙子さんは
「卒業生のこれからを思いながら心を込めて作りました。卒業した後もこのしおりを見て布水中学校のことを思い出しながら頑張ってほしい」と笑顔で話し、
これから学び舎を巣立つ生徒たちへの願いを、この「押し花のしおり」に思いを託していました。


この「押し花のしおり」は3月13日(金)に行われる卒業式で生徒たちに贈られます。


※この「押し花のしおり」の制作については2月6日(金)午前11時15分から放送の野々市町の
広報番組「マイタウンののいち」で土田妙子さんのインタビューと併せてお伝えします。