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「親友」の定義が生まれた工大祭特別番組

2009年10月27日 11:46

今年の工大祭特番は、過去最長の長さでした。

7時間30分の放送。その中で本当に親友の定義が生まれるのかどうかが不安で

した。

番組中にメンバーが話したこと・・・・・工大祭会場へ出かけて広く一般の人からもら

ったコメント・・・・・さらには上級生の討論・・・・・おばちゃんの井戸端会議・・・・・夢

考房まで出かけて手に入れた他のプロジェクトの考え方・・・・・そんな全部の意見を

抜き出し整理した特番リーダーのD君。

6時間かけて作り上げたテーマは、生放送終了15分前に完成。スタジオ内で読

み上げたのでした。誰もが涙した瞬間でもありました。

では、その部分をピックアップしましょう。

 

『親友の定義』

親友とは、意識して出来るものではなく、気付いたときに生まれてくるものである。

それは幼い頃の楽しい記憶の中にあったり、

学生時代には、サークル活動の中で人生の登山をはじめた時、そこで道に迷った

時に、声をかけあった仲間であったり、

味はいまいちのヤキソバを焼いて、一緒に「うまい!」と食べた仲間であったり、

お風呂では悩みを打ち明けて、裸のつきあいをした仲間であったり、

授業内容がわからないため、一緒に徹夜でテスト勉強につきあってくれた仲間がい

たり、

「親友だよね」と、わざわざたずねてくる場合は、その親友関係がまだまだ深くはな

いとわかっていても、「親友だ」と言ってくれたりしたものである。

そんなひとつひとつの青春の記憶の中に、その一場面にひとりの親友が存在する

ことを、あとからほのぼの思うものである。気がつかないことも多々あり。

親友を亡くした時、その悲しみは深い。

そして親友とは、いつまでも心の中に生きつづける存在である。

私の場合、この特別番組は青春の大切な一ページになることは間違いありませ

ん。そして今日まで一緒に番組を作ってきた仲間たちを、いつしかきっと「親友であ

る」と気づくことでしょう。

大人になって、みんなバラバラになっても、私の「親友」でいてください。

金沢工業大学3年WAVEプロジェクト・工大祭特別番組リーダー D君

・・・・このコメントのあと、番組メンバー全員がおお泣きした瞬間でした。

番組を聴いて私から一言。

「親友」は大切にする・・・・ではなくて、「大切」にしはじめた時、そこにいた人・仲間

が「親友」・・・・でしょうか。