セブンサミッター達成!生活いち番シャトル便パーソナリティ・田中康典さん
2009年11月23日 13:56
無事帰郷!~1月2日のメールから~
ヴィンソン・マシフ登頂に成功した田中康典さんは、12月31日、無事に白山市の自宅に帰りました。田中さんからのメールには、「歴史(遺跡)、文化(博物館)、食(グルメ)を堪能して、インド・ドイツ・メキシコ・ネパール・アメリカ・ノルウェー・イギリスなど世界各国の人たちとの交流を通して友人もできました」とあります。また、「セブン・サミッツを終えて、一区切りをつけることができました。振り返ればこの7年間、我ながらよくやってきたものだと思います。」そして、「いろいろな経験をさせて頂きました。これらを生かして第3の人生を愉しんでいきたいと考えております。」と結ばれていました。
ヴィンソン・マシフ山頂にて
帰国後初の出演は1月21日(木)
田中さんは、日本から8回飛行機を乗り継いで南極のベースキャンプに入りました。ボリビアのラパスで高度順応登山をしたほか、チチカカ湖や世界遺産のマチュピチュなどにも立ち寄っています。
田中さんの足取りと見聞については、1月21日(木)午後1時30分からの「生活いち番シャトル便」で田中さん本人が紹介する予定です。お聴き逃しなく!
12月21日に登頂成功
田中康典さんから「12月21日にヴィンソン・マシフの登頂に成功した」とのメールが28日早朝、FM-N1に送られてきました。現在、田中さんらのパーティー4人はチリのプンタ・アレナスにいて、これから日本への帰国の途につくということです。生活いち番シャトル便・第3木曜パーソナリティの田中康典さんは、石川県で唯一「アルパイン・ガイド」「上級登攀ガイド」という山岳ガイド資格を持つ登山家です。世界七大陸最高峰「セブン・サミッツ」登頂を目指し、すでに6つの登頂に成功。残すは南極最高峰・ヴィンソン・マシフのみとなっていました。
前回のチョモランマ登頂について 詳しくはこちら
セブン・サミッツとは、5大陸の最高峰を含む7つの山、すべてに登頂するプロジェクトです。
・ユーラシア大陸・・・ヨーロッパの「エルブルース」と、アジアのエベレストこと「チョモランマ」
・アメリカ大陸・・・北アメリカの「マッキンリー」と、南アメリカの「アコンカグア」
・アフリカ大陸・・・「キリマンジャロ」
・南極大陸・・・「ヴィンソン・マシフ」
・オーストラリア大陸・・・「コジウスコ」
が挙げられています。(ヨーロッパを二つに分けて「モンブラン」を入れることもあります)
田中さんは、11月末に日本を出発し、まずは南米アンデス・ボリビアのワイナポトシ(6088m)で高度順応登山の後、ヴィンソン・マシフに挑みました。
友との約束を果たすとき
日本人でセブン・サミッツを達成したのは、これまで19人。田中さんは20人目となりますが、「セブンサミッツは私の夢ではなく、仲間との約束です。夢よりも約束の方が大事です」と語ります。
田中さんの夢は、世界のクライミングスポットに挑むことです。田中さんは、石川県で唯一「アルパイン・ガイド」「上級登攀ガイド」という山岳ガイド資格を持つ登山家です。険しい岩壁などをよじ登るという意味の「登攀」という言葉が示すように、さらなる危険がともなう登山です。50歳を過ぎ、十分な気力・体力をもって登るには時間が限られます。
しかし、山登りの素晴らしさを教えてくれた、母校・神奈川大学の山岳部の仲間や後輩たちとともに、今はセブン・サミッツ達成を目指していました。