好きな酒をガマン・・くそっ
2010年11月19日 12:43
風邪をこじらせ、しばらく大好きな酒を断っている。
怠い身体と頭をひきずり、エヌワン第1スタジオへ。
朝9時からの生放送「金原ゆかりの優雅な週末」番組ミキサーを担当しているからです。
そんなゆるんだ身体と頭を起こしてくれたのが、今日のゲスト田鶴利雄さんでした。
田鶴さんは金沢市窪で酒店を営んでいます。
田鶴さんの今日の話題は昨日解禁になったばかりのボジョレ―ヌーボーについてでしたが、
その香りの表現に、ワタシは目から鱗、そして鼻からさらに鼻水がでました。
日本ソムリエ協会ワインアドバイザーもつとめる田鶴さんが今年のボジョレーについて語ります。
「さっとグラスに顔を近付けるとまずスミレの香り、そしてグラスをゆっくりまわしさらに引きあげると
ラズベリーとか青っぽいハーブ系の香り、そしてそのあとストロベリーが広がってくる。
そのストロベリーが去年との違い。去年はね、ストロベリーを鍋で煮詰めた甘く強い香りだったんですけど、
今年はそのストロベリーを煮詰めない生鮮果実の香り、今年と去年の違いがよく判ります。」と。
香りだけで実に表現豊かで、フランスブルゴーニュ地方が頭に浮かんできました。
味の感想を伺うまえに、ボジョレーを飲みたくなったのはいうまでもありません。
ミキサーという仕事は、番組のコントロール、タイムキーパーという役割だけでなく
実に勉強になる美味しい仕事で、みなさんより話し手に近いところで楽しんでおります。
番組を終え、スタジオからでたワタシに上司の梅さまが声をかけてきました。
「田鶴さんの表現はすごいやろ勉強になるわな。
そういやワシも以前にソムリエの通信講座を受けていたことがあるんや」と。
「フランス人っちゅうのは理科系、工科系の素っ気ない表現すれんて。
馬糞のような香りとかな~ワッハッハ!」
・・馬糞のような香り。ちょっとボジョレーの気分じゃなくなったな。
もう少しガマンして、今晩はたまご酒にしよう。