着物でお箏を
2011年12月13日 19:09
クリスマス、年末年始 という言葉を聞かない日はない期間に入りました。日本人はよく働くので、その分お休みやイベントが待ち遠しいのでしょうね。クリスマスというと園児の頃クリスマス会で”きよしこの夜”をみんなでハンドベルで弾いたことを思い出します。あの頃はサンタさんもいたし、自宅もキラキラ飾られていたし、楽しい印象が強く残っています。
年末年始だと大学生の頃を思い出します。大学四年間お箏(こと)を弾いていたので、お正月に初詣に行くとかかっている「春の海」というお箏と尺八の曲を聴くたびに、「これこれ♪懐かしいな~」となるわけです。大学を卒業してからお箏は弾いていないのですが、定期演奏会で着物を着て演奏したことや、京都の国際会議場で外国の方の前で演奏したことを思い出します。
大学当時は京都に住んでいたので、舞妓さんでなくても着物を着ている人は結構いて、着物だとタクシー料金が割引されたり、お寿司屋さんで割引になったりという特典もあったりしました。僕は演奏会の時に濃紺系のものをバシッと着たぐらいで普段はあたりさわりのない洋服でした。でもさすが女性陣は気合いが違います。鯉の模様、華の模様、カラフルな袴、中には「あねさん」と呼びたくなるような黒に白い柄の入った方もいましたが、どうにもこういう和物は女性の方が興味関心度合いが強いんでしょうね。京都の和物のお店はいつも女性の方でいっぱいです。
ところが作っている職人さんにはやはり男性もいらっしゃるようで、例えば昨日リツイートした映画「紫」の題材となっている吉岡幸雄さんという方も男性です。副題が「色に魅了された男の夢」とのことなので、どういう経緯で色にのめり込んでいったのか、男の吉岡さんのお話し聞いてみたいです。
お正月は着物で初詣、そしてお箏がチャラランなんて。あ、もしかするとお箏は正月の風物詩のように感じている方もいらっしゃるかもしれないですが、結構幅広くいろんな曲があるので、どこかで紹介できるとよいですね。意外な発見があるかも。