スタッフブログ

HOME > スタッフブログ > ほんとに日記。

ほんとに日記。

2012年1月31日 18:07

今日は1月31日。明日から2月、ということは僕がN1にきてから2カ月が過ぎるんですね。いろんなことがあってあっという間なような、でもまだなんにもしていないようなで、正直言うとまだ地に足がついておらず気持ちはフワフワしています。それでも4月の改編に番組を持たせてもらえるように、わからないことを教えてもらいつつ、日々先輩方の振る舞いから学びつつ、少しずつ進んでいると思います。

 

「番組を持ちたい」という言葉よりも「音楽を届けたい」とか「この曲を聴いてほしい」という方が僕の欲求を表すには適切かもしれません。最近は音楽が"一過性の情報"と化してしまい、リリース前後の期間に何度か聴いたのち、数週間も過ぎるとめっきりその曲を聴かなくなってしまうような音楽の聴かれ方が増えているのではないかと思います。たまごが先かニワトリが先か、アーティスト側も次々に新しい曲をリリースせざるを得ない。リスナーはどんどん新しいものを聴いて追っかけるしかない。好きなアーティストの次のリリースを待ちわびることも、ある一曲をじっくりじっくり何度も何度も聴くようなスタイルは相当少なくなっている。そして悲しいことに、新しいものを追っかけきれないとリタイアしたリスナーは、自分がかつて愛した、既に知っている音楽のみを聴くことに傾倒するようになり、「新しいものはわからないから私は結構」とばかりに遠慮し始めてしまう。


それでも、音楽で表現したい、音楽を聴いてほしい、音楽で共感したい、などそれぞれの想いを持って創作を続けるアーティストは今も数多く存在し、音楽を発信し続けています。かつてのように、レコードを買って、包みを開けて、蓄音器にセットして、針を置いて、「さあいよいよ聴くぞ!」と蓄音器の前に正座して聴く、という”音楽を聴くために時間をかける”ような聴かれて方はされないだろうけど、自分の曲の歌詞やフレーズのどこか一部でも誰かの心に届いてくれればと願っていることと思います。

 

そんなアーティスト側の願いを叶えるお手伝いができないか、そして音楽を聴きたいけどどんなものを聴けばいいかわからなくなったという方に”音楽を聴こう!音楽を愛そう!”と戻ってきてもらえないか。N1の放送が力になれるのではないか?などと僕は奢った考えをもっていたりします。「音楽サイコー!」と心から叫ぶ一瞬を目指して、自分がここに居る目的のひとつを確かめて、よし、2月を迎えるぜぃ。