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秋の気配と俳人と

2012年8月31日 17:50

お久しぶりのブログ更新です!

さて、今日は8月31日。「あ~、夏休みも終わりか~」「小学生のころの今日は、宿題大変だったな~」など、夏の終わりを感じさせる、ちょっと感慨深い日に感じます。

今年は9/1、9/2が(土)(日)だから、昨日から始まっている学校もあるそうで、いまどきの小学生たちは大変ですね・・・。

 

さて、夏が終るのは淋しいけれど、朝晩は涼しく感じられる日も増えて来ましたね。そろそろ秋の気配を感じます。

秋と言えば、食欲の秋!!!・・・いや、芸術の秋、文学の秋というのも粋ですよね。

中秋の名月を眺めながら一句、なんて素敵です。

私が担当している『生活いちばんシャトル便』((火)~(金)午後1:30~2:30放送)は、その道の達人がパーソナリティーを務める番組です。

 

今日は俳句の達人、西田さい雪先生の日でした。普段は西田先生と、アシスタントの滝沢枝里さんでお送りする番組ですが、第5金曜日だけは、ゲストをお招きするんです。

今日のゲストは石川県俳文学協会理事長の森田康夫さんでした。

控えめな雰囲気の森田さん。緊張した様子でスタジオに入られましたが、放送が始まると、嬉しそうに俳句を始めたきっかけを話してくださいました。

きっかけは東京に住む息子さんからのメール。

「料理教室か、俳句教室に通うように!」

息子さんの言うことをちゃんと実行するあたりがなんとも真面目な森田さんなんですが、そんなきっかけでのめりこんだ俳句の世界。

森田さんのオリジナリティ-は家族。

俳句には1つの文字を読み込む『一文字詠み』という手法があるそうなんですが、森田さんは、その1文字に、家族の名前の1文字をよみこんでいるんです。

西田先生いわく「そんなことする人は他にいない」のだそうで、森田さんの家族想いのお人柄が伝わってくるエピソードでした。

今夜は1カ月に2回も満月が見られるブルームーンの日。

あなたも、今宵、月を見上げながら、誰かを想って一句、いかがですか?