おんボラ~っといきまっし
2012年10月23日 21:35
先週末、金沢工業大学の学園祭「第45回 工大祭」が開催されました。
FM-N1で番組を制作する金沢工大ウェーブプロジェクトも特番「夢未来放送局(ステーション)」を放送し、工大祭の熱気を伝えました。私はウェーブプロジェクトの学生二人と共に100km歩行の中継に行ってきました。100km歩行のスタート地点は金沢工大の穴水湾自然学苑です。
10月22日(土)正午、陽射しの強い秋空のもと、今年は96名が100km歩行に参加しました。そして28時間~29時間かけ穴水町から野々市市扇が丘の金沢工大まで、結果64名が完歩しました。中継を担当する学生を引率しながら参加者の頑張りはもちろん、様々な光景を目にしました。その中でラッキーだったのは、穴水町で伝わるボラ待ちやぐら漁が16年ぶりに復活する日と重なっていたことです。100km歩行は穴水湾自然学苑から国道249号を南下するルートでしたが、スタート時間より私達は早く現地に到着していたので、先に国道249号を北上し、中居湾ポケットパークまで足を運びました。16年ぶりのボラ漁は対岸でおこなわれていたため間近では見られませんでしたが、それでも対岸のボラ待ちやぐらで活動する人の姿は確認できました。同行した学生からすると100km歩行と関係のないボラ待ちやぐら漁は面白みがなかったかもしれません。ただ16年ぶりのこの日、この場所で再開されたボラ待ち漁を自分の目で見て、感じることが財産になるのではと勝手に思った次第です。学生たちは100km歩行の中継準備でボラどころではなかったでしょうが・・。ただ将来、ボラの話題を耳にすることがあれば、「あ~っ、あのとき、ボラ待ち漁を実際に見たんだよな」って思い出してもらえればそんなに嬉しいことはありません。中継も含めて取材で現場に行くということは、スタジオとは違う空気を吸える貴重な経験だと私は思っています。そんな経験が夢をひろげ、夢実現のための未来を築くのでしょうか。100km歩行を中継した二人は、卒業したらどんな道に進むのかな。兵庫と岐阜出身の二人だったよな。
まぁ2年生だし、おんボラ~っと考えまっし。
ただ卒業したなら、たまにはエヌワンに顔をだしてよね。
そのときはボラ待ちやぐらを肴に酒でも呑むまいか。カラスミをあてに。