10年連続 献血年間1000人達成という記録!
2013年1月18日 18:21
今週(今月?)のイチバンのニュースといえば、金沢工業大学の学内献血で10年連続で1000人を突破したという記録があったことでしょうか。全国でも珍しい記録で県内では初めてだとか。
場所は昨年誕生した23号館。まだ入ったことがなかったのでこのチャンスに館内へ!1階で献血をしていたのですが、まあなんということでしょう!ちょうど1000人達成のタイミングにでくわしたではありませんか!普段からの行いが良かったんですね。
献血前にセレモニー、1000人目となった学生さんは目がきょとん。で、各マスコミ・メディアがカメラを向ける。「あ~あ、かわいそうに囲まれてしまったわ」と思いじっと様子を見る。ここで気がついたのは、くだらない質問攻めということでしょうか。「1000人目の感想を」、と聞かれたって、困りますよね。よく動物園〇〇〇人目達成とか、〇〇〇人目の入場者です!・・・と言われても、たまたまそこに出くわしたからですもんね。「うれしい」としか言いようがないでしょう。1000人目の学生、情報工学科4年の石橋政紀さんにそっと聞いてみると「いつもと様子が違う」と言いました。それが本当の感想でしょう。実はこの舞台裏(?)ではもっとすごい記録が生まれるところだったんです。もしワタシが1001人目で献血をしていたら、なんと二人つづけて「マサノリ」が献血をしていたことになるんです!すごいと思いません。石橋さんにもその話しをしたら「わっ、それはスゴイ」とこれまでの緊張した顔から嬉しそうな顔に変身しました。仕方がないので質問をしてあげる「ところで10年連続1000人目の石橋さんの血液型は何型ですか?」とたずねる。その瞬間、メモを撮っていた他メディアの方からは「なるほど」という声がでる。何がなるほどだったんでしょうね。たまたま知りたいと思ったから聞いただけ。石橋さん「A型です」。はい、それで終了。
あとは献血車へ移動。「ちょっと写真撮らせてね」「こんな緊張する献血ははじめてです」・・・そりゃそうだ。でも記録のタイミングに献血に来たというのは、きっとまた何かに出会うのではないでしょうか。
さあ本当に拍手をしてあげなければいけないのは金沢工業大学学友会の健康委員会のメンバーですよ。「先輩から受け継いだ記録を絶やすわけにはいかない!」委員長の福田正利さんはそのことを口にしました。10年連続1000人を達成して、改めて目に浮かぶのは、達成が危ぶまれた年のこと。メンバー全員で、ポスターを作り、掲示して、声かけする。見事達成した時のことを思い出したのです。
学生っていいなあ!学生の呼びかけに学生がこたえる。そして偉大な記録が生まれる。卒業生の皆さん!あなたの献血が、今こうして大変な記録が誕生しましたよ!さあ、次は20年・・・えっ、つまりこの記録がスタートした年に産まれた子供たちがその記録を作るわけですか。そりゃ、大変だ!(タニガワ)