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春はもうすぐ

2013年1月28日 17:34

 「FM-N1夜の讃歌」第3夜は私、ナカムラが担当しました。

番組でかけたかったのは、大友裕子「傷心」です。最初は‘好き’の感情で乗り切れた恋愛が、

時が経つにつれ心にずれが生じ相手を許せなくなったり、妬んだり。

 大友裕子さんは宮城県岩沼市の出身です。東日本大震災のあと被災地出身の歌手を探していた時に、

偶然上司がTwitterから知った歌手でしたが、なかなか放送でおかけする機会がありませんでした。

 第3夜の「夜の讃歌」で、1曲目にながれたのは吉田拓郎「外は白い雪の夜」です。

『いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が直らない』という歌詞が心にしみます。

どうして男のとなりを歩かないのか、もしかするととなりを歩けない関係だったのか。

 2曲目は大友裕子「傷心」です。歌詞にある『貴方の後姿 だんだん小さくなる こうして立っているだけ』

癖が直らなくても、もう後をついていくことさえできないのです。

 3曲目は来生たかお「夢の途中」をおかけしました。

『愛した男たちを かがやきにかえて』というフレーズは慰めよりも

女のもとを去った男の弱さやズルさをあらわした言葉に聴こえてきました。

 そして最後4曲目はよしだたくろう・よしだけいこ「春の風が吹いていたら」です。

人は哀しみを経験するたびに、相手への思いやりや優しさに深みがまし強くなるのかもしれません。

また人生において時が哀しみを癒してくれることもあるのでしょう。

 長い冬を耐えれば、あたたかな春がやってきます。来週はもう立春です。