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深みを増したPMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション)

2013年3月 6日 17:14

 小矢部市旧石動(いするぎ)町新地の小料理亭が私の実家である。そこには今も倉庫に長唄・都々逸などのSP盤が山積、アナログEP/LP盤さらにソノシート盤がラッパ蓄音器や4チャンネルセパレートコンポーネントステレオと共に眠っている。ビートルズ、THE WHO、ユーライア・ヒープ辺りのポスターもそのまま貼られたそこは、お察しの通りでカビ臭い。懐かしさで思わずLPのダブルジャケットを開いた途端に鼻を突く。うむぅ!

CDやmp3でのダウンロード素材での試聴というライフスタイルになった昨今、倉庫のアナログ盤は、我が家の音楽コレクションにカウントできないという存在なのである。ただ昔を懐かしむ想い出としての価値感である。

その想い出の価値感、想像の世界のものが定説のこのアイテム群が輝いている場所があります。PMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション)です。昨日そして今日と足を踏み入れる度、その度肝を抜くコレクションに身体が宙に浮く。

2006年頃だったと思うが、今年25周年を迎えるSING LIKE TALKINGの佐藤竹善スペシャルブログ「竹善のおくらの軍艦巻き」の中で詳細にレポートされたのを機に一度は入館しないとサマにならないなと思いつつ昨日が初体験。さらに今日は、FM N1でもお馴染み!ロイ・清田氏の計らいでPMCの心臓とも言うべきバックヤードを案内いただいた。驚きのアナログ群がAmazon.comの倉庫のように先が見えないくらい整然とストックされていた。さらに、貴重なスコアや音専紙バックナンバーも揃っていたのにも目を見張った。時間が許すなら何日でも居られる宝庫ですね。

増えに増えて226000枚のアナログコレクションになっているらしいが、恐らくその倍はストックされているんじゃないかな!さらにCDもストックされているから、もう音楽界最大級のカタログ博物館になるんでしょうね。隣!金沢市の金沢蓄音器博物館には20000枚を超すSP盤も揃っていることを合わせると日本の音楽の作品を所有するソフトコレクション世界遺産的な位置づけになりますね。また、身体が浮きました。

歴史・骨董・神社・仏閣・大河ドラマなど、スマホ全盛のデジタル時代にあって、古さの価値感に人気と話題が集中しているのは、視覚的触覚的価値感をかき立て、さらなる歴史浪漫なのか!デジタルの対極に位置するアナログこそ時代を席巻している。そう言えば、デジタル対極アナログの話は、息子がIT関連会社に入社して2年目頃、今からもう5〜6年前に予想していたのを今!思い出した。なんだ!?息子の受け売りでした。僕の考えにカビが生えてるかもね。