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酒とリンゴと老眼と

2013年3月22日 17:22

 「五十歳過ぎから老眼がすすんできてなぁ・・」と私に語るのはシニア中島だ。

新人なのに老眼とはなんとも滑稽だ。

そんなシニア中島が今日、生放送での初ミキサーを無事に努めあげた。

老眼でもキューシートはしっかり見えていたということだろう。

 昨日、スタッフミーティングでシニア中島が「エヌワンは日本一音源のある局だ!」と力説していた。

FM-N1は金沢工業大学のキャンパス内にあり、金沢工大ライブラリーセンター内の

PMCポピュラーミュージックコレクションの恩恵に与っている。

PMCに所蔵されている22万6千枚のアナログレコードやCDのコレクションは

おそらく日本一の数であり、その楽曲を放送でおかけできる我が局はなんとも贅沢である。

 しかし昨日のスタッフミーティングの場でシニアよりさらに年上の、

いうなれば超シニアの上司Mさんが続けてこんな話をし出した。

「YouTubeで聴く最近お気に入りの『リンゴの木陰で』がPMCにも無かったな・・」と。

それほどの所蔵数を誇るPMCにも楽曲がないのかと一時は納得してみたものの

ミーティングを終えた後、何となく気になりPMCのパソコン楽曲検索をしてみた。

するとPMCのコレクションに所蔵されているではないか!

グレン・ミラー『リンゴの木陰で(ドント・シット・アンダー・ザ・アップル・ツリー)』が。

さっそくPMCからレコードをお借りし聴いてみると、

時折り混じるスクラッチノイズさえも時代を経て愛されてきたレコードの歩みにも聴こえてくる。

1965年のアナログ盤からながれる心地よいメロディーだ。

 それにしても楽曲検索で見つけられなかったとは、

超シニアも老眼がだいぶすすんでいるのかもしれない・・。

何はともあれ、『リンゴの木陰で』が見つかってよかった。

シニア中島がミーティングで熱く語った「日本一の音源をもつ」という言葉を

自分自身、再認識させられた。近いうちにエヌワンの放送でお耳にかけましょう。

 そういえば、シニアという響きにとらわれ歓迎会をひらいてなかったな。

桜の木陰で一杯呑るには少し早いし、居酒屋で勘弁してもらおう。

老眼の二人はメニューを読みとるのもひと苦労だろうから、代わりに注文してあげようか。

リンゴでも桜の木でもない、一本義あたりを。