野々市町なんでも百景コンテスト
町の魅力を発見! 126点の応募がありました
内の歴史ある場所、新しいシンボル的な建物、珍しい風景、好きな場所など写真に撮ってお送りください。」こう10月から呼びかけてきた「野々市なんでも百景コンテスト」が11月4日に締め切られ、野々市町内外から126点の応募がありました。
みんなで作ろう町の新名所
このコンテストは、インターネットの地域ポータルサイト「ののいちタウン情報局」へ直接デジタル写真を投稿する方法で募集したもので、応募者名は匿名でOK。もちろん、デジタル写真だけでなく現像写真での応募もでき、その場合は情報交流館カメリアで受付しスキャナーでデジタル写真に変換しました。
また、投稿するとすぐに「ののいちタウン情報局」に作品が掲載されるので、これまでにないリアルタイムに楽しめるコンテストとなりました。
「魅力賞」に16作品選ばれる
今回のコンテストでは、画像の美しさや画質の良さなどの技術的な部分の評価よりも、「第一印象が良いか」「野々市町の魅力としてふさわしいか」「オリジナリティを感じるか」などの評価を優先した結果、16作品を「野々市の魅力で賞」として選定しました。
1年を通じて作品を募集
なお、来年1月には、カメリア3階ギャラリーにおいて「野々市なんでも百景パネル展」として全作品を展示する予定です。また、「野々市なんでも百景コンテスト」は、継続して実施しますので、ぜひとも「野々市の魅力再発見」のイベントにご参加ください。
青空に映えるライブラリーセンター
T.E
野々市町のランドマークの一つとして、町内で最も高い建造物である金沢工大LCは欠かせないポイントである。他にも作品があったが、建物を、かえって高く見せずに、空の広がりを強調した構成が斬新さを感じさせる。青空と白雲の対比も良い。
野球場と秋の空
知咲
なにげなく見逃すようなポイントであるが、下林地区にある町中央公園周辺のランドマーク的存在である。ナイター照明灯といえば点灯された光景を思い浮かべるが、この作品は反対に消灯しており、夕焼けを背景にしてシルエットを浮かび上がらせたのが強い印象を与える。
野々市町のシンボルマーク!
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横宮緑地にある椿のモニュメントは誰もが知っているポイントであるが、第1回のコンテストから取り上げられたのは嬉しい。これは秋の風情であるが、四季を通じての作品が集まることを期待させる。アングルなども変化に富んだものが予想されて楽しみだ。
癒しの風景
MAYA
野々市町の定番のようなポイントである。喜多家の概観は、藩政期の代表的な町屋のたたずまいとして有名であるが、庭はなお一層、世間の喧騒を忘れさせてくれるようで良い。同コンテストの中に、庭園というジャンルが定着すれば、新しい野々市町の顔になるかもしれない。
新旧共存
ヒロ1
中世の守護職である富樫氏の館跡碑は、北鉄石川総線の野々市工大前駅の脇に建っている。当時の水利を生かした交通の要衝であることから館を構えたものである。陸上輸送が中心の現在、野々市町の動脈になっている。館跡碑のわずかな隙間に、走り行く電車を組み合わせた妙である。
白山を借景に県立大学を望む
KK
県内において、白山の写真は数多く撮られてきた被写体である。町村が異なれば山容も変わってくる。しかし、扇状地を作った山であるという観点からすれば野々市町や白山市から望む姿が正面とも言える。そこに新しい息吹を伝える県立大学の屋根を配したのは、新しいポイントであろう。
野々市町役場
猫1号
野々市町の新しいシンボルとして欠かせないポイントである。広角レンズで撮ったのか、塔が傾きながら青空に伸びているところが、5万人単独市制を目指す同町の勢いを表している。作品16番の椿のモニュメント同様、四季を通じた作品が期待できる。
秋の紅葉道
Nonoichi
矢作地内の道路と思われる。紅葉がシャッターを押す気持ちにさせたのだろうか。人影や車の姿がないのも好ましい。歴史や伝統というものではないが、自然の空間も、人生や暮らしの中では不可欠であると訴えてくる。並木道や通りといったジャンルが定着してくるかもしれない。
早朝の光
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布市神社の早朝である。左後方の幟に「富樫祭」とあることから、じょんからまつりの日であろうか。散歩を除けば早朝、寺社に足を踏み入れることは数多くないだろう。1年に一度のシャッター・チャンスであったと言わなければならない。静寂と厳かさが伝わってくる。
経塚
カントク
御経塚の地名の由来となった堂である。野々市町の中でも近代的な商業地区の一つであるが、その中にあって、力強い歴史の息吹が同地区に伝わっている事実が写真を見るものに迫ってくる。縄文遺跡ばかりに目を奪われがちだが、陰に隠されたような文化財を取り上げているのは評価できる。
集団登校
福田
野々市町の圃場は手取川扇状地の中でも米どころである。かつ、富奥地区は古代から、扇状地開発を先駆的に挑んだ拠点である。どこにでもあるような田園風景と思いがちだが、歴史的背景を考慮すれば欠かせないポイントであろう。水面に映った児童の姿が愛くるしい。
3つのアンテナ揃い踏み
とーちゃん
野々市町にある放送局の電波中継塔は、県内でもつとに有名である。中継アンテナとしては歴史もあり、情報社会の到来を体現していることから同町の代表的なランドマークであろう。それも、3本を同時に収められるポイントを探しだしたことに賛辞を贈りたい。
武道館
タジマ
武道館を上空から捉えたアングルは貴重といえる。夜景としても美しい。このような角度は、付近住民の特権ともいえるが、関係者でなければ足を踏み入れ難いポイントも多いだろう。
水の流れ
Nonoichi
山も海もない平坦な土地、と思われている野々市町に出現した滝である。枯山水の庭園でないところが生々しく感性に響いたのだろう。荒々しい手取川水系に育まれてきた同町の歴史に思いを馳せるのも良い。
末松の大寺と白山
秋田ひろ
末松廃寺は、北陸で最古の寺院であり、法起寺様式をとっている。目的は手取川扇状地開拓のシンボル塔で白山に向かって一直線に走る小径は、長い歴史の道のりを感じさせる。
定礎石(お抹茶いっぷく)
あっちゃん
末松廃寺・心礎の心柱を立てる柱穴に雨水が溜まったことで、形状が際立っている。周辺の木々の緑を映している。タイトルの「お抹茶いっぷく」も洒落ている。精巧に穿たれた丸い穴が7世紀中ごろの当地の技術の高さを示している。柱の太さから、塔の高さが約23mであることも分かった。
赤のっティと夜桜
のっティ応援隊隊長
黄のっティとコスモス
のっティ応援隊隊長