野々市の水はおいしい! 唎き酒師が試飲して高く評価
野々市町の水道水はまるでミネラルウオーターのようですね」。
FM-N1では去る1月、「豊かな水と川の町・野々市」をテーマにしてC5計画特番を放送しました。番組の中の企画として、出演者が野々市町の水道水や市販のミネラルウオーターを目隠しテストしました。
番組パーソナリティのほか、日本ソムリエ協会のワイン・アドバイザーで唎き酒師の田鶴利雄さん(金沢市窪)が試飲しました。あらかじめ用意した水は、野々市町押越の住宅で使っている水道水と、3種類のミネラルウオーターでした(日本の「六甲のおいしい水」と「富山の天然水・森の水だより」、フランスの「エビアン」)。田鶴さんの要望で、水道水は前の日に薬缶に汲んで丸一日置いておきました。そうしないと、いわゆるカルキ臭が残り、どんなおいしい水道水でもすぐにそれと分かるそうです。
田鶴さんは、ワインをテイスティングするように、水を口に含み、音をたてながら試飲しました。その結果、田鶴さんは4種類をピタリと当てました。「苦味を感じる舌の両端で、硬い、軟らかいといった硬度などで判断しました。野々市の水道水は白山の伏流水なのでやや硬めの感じですが、良質のミネラルウオーターです。野々市の人たちが毎日、こうしたおいしい水を飲めてうらやましい」。
野々市町の水道水はおいしいだけではなく、水道料の安さも魅力です。全国の人口3万人から5万人の町で、野々市町の水道料金は4番目の安さです(家庭用10m3720円)。
おいしくて、しかも料金の安い水道水ということが、意外に知られていない「わが町自慢」の一つではないでしょうか。