第2回野々市なんでも百景コンテスト

 野々市町内の歴史やユニークなスポットなどを撮影し、ポータルサイトへ投稿してもらう「第2回野々市なんでも百景コンテスト」。この3次評価(7月31日締切分)に67 点の応募作品があり、9作品を優秀作として選出しました。
  さて、昨年12月より開催してきたロングランコンテストもいよいよ9月3O日(火)が最終締切です。最終評価では、新規の応募作品とともに、これまで応募された全作品が評価の対象となります。最優秀作として「コンテスト大賞(デジタルカメラ1点)」「特別賞(折りたたみ自転車1点)」「部門大賞(ipodシャッフル2点)」を選出。

また「魅力賞(4点)」「応援称(6点)」「努力賞(1O点)」も過去3回に比べ表彰数が増えています。
  最後の追い込みです。過去に撮影した写真でも構いませんし、普通のスチール写真でも構いません。みなさまの目から見た「野々市の魅力」のご応募をお待ちしています。

詳しくは…
ののいちタウン情報局(http://www.e-camellia.jp/)をご覧いただくか、報交流館カメリア(076-227-6200)までお問い合わせください。

魅力賞「白山市との境界」

白山市との境界

宮波正行

評

天を衝くメタセコイアの巨樹と青空が画面を二分する構成が印象的である。街路樹が切れる地点からが野々市町で、歴然と違いを際立たせる。青空の下に延びる道路の奥に、かすかにだが白山が遠望できる。ホット懐かしさを覚える古里の風景である

話題賞「実りを見守る鎮守様」

実りを見守る鎮守様

H.H

評

鎮守の杜のシルエットと、水の張られた水田に移った影が面白い。植えられた苗の筋を、杜の木々の間から顔を出している拝殿、本殿の屋根が見守っているようである。自然の恵みを守ってきた先人たちの息遣いも聞こえるようである。

話題賞「行幸の御門」

行幸の御門

matsu

評

明治天皇が行幸の折り、お立ち寄りになった御門と土塀で、本町通りの伝統を感じさせる佇まいである。見過ごして通り過ぎてしまいそうだが、手入れの行き届いている庭木の枝振りと合わせ、歴史を後世に伝える苦労も偲ばれる一枚である。

話題賞「ひだまり」

ひだまり

宮波正行

評

役場の中庭からあらみや公園を望んだ。三階部分から六角形の池を完全に捉えている。新しい百景のポイントを探し当てたお手柄の作品である。日溜りの水辺で遊ぶ子供たちと、建物の陰で涼をとるように憩う大人たち。動と静が鮮やかである。

応援賞「噴水」

噴水

カントク

評

御経塚の泉の広場である。1時間ごとに5分程度、水を噴き上げるらしい。人間の体の大部分は水で出来ていると言うが、不思議と安らぎを覚えることがある。ちょっと見には、深い森の中の泉にも見える。そんな異空間に誘い込まれそうである。

応援賞「下林の用水と歩道」

下林の用水と歩道

猫1号

評

自然が豊かな野々市町にあっても、人工的に整備された風景も端正さがあって良い。用水のせせらぎと石畳。石組みの白壁の上から覗く緑。気ぜわしい日常を離れて、そぞろ歩きを楽しむスポットではないだろうか。

応援賞「おしゃれになった役場」

おしゃれになった役場

とーちゃん

評

役場向かいの店舗の裏から撮ったものらしい。これまで庁舎そのものを被写体にした作品が多かった。が、シンボル塔を借景風にあしらっただけなのだが、その存在が感じられる。ランドマークで新風景を見事に切り取っている。

応援賞「木々の間から…」

木々の間から…

Nonoichi

評

御経塚にある縄文時代の遺跡である。木々の間から、復元されている竪穴住居を窺った。この時代、人々は広場を中心に、同心円を描くように住居を建てて生活を営んでいた。ぽっかりと日の当たる広場に今しも、林の中から縄文人が姿を現しそうである。

応援賞「燃える富奥」

燃える富奥

宮波正行

評

富奥の虫送りである。闇の中に燃え上がる炎に勢いを感じる。人の姿はシルエットだが、炎の中に浮かび上がる「藤平」の高張提灯。それを囲むように「粟田」「清金」「矢作」「三納」「末吉」「太平寺」の名が見て取れる。地区上げての行事であることが分かる。

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