第2回野々市なんでも百景コンテスト

 野々市町内の歴史やユニークなスポットなどを撮影し、ポータルサイトへ投稿してもうらう「第2回野々市なんでも百景コンテスト」は、9月30日(火)に作品の受付が締め切られました。
 最終評価期間では71作品の応募があり、これまでの3回の中間評価と同様に下記紙面のとおり9作品を優秀作として選出しました。
 さて、昨年12月より開催してきましたロングランコンテストへの応募作品数は総計393点。コンテストの全期間を対象とした総合優秀作品などは、次号の本紙上におきまして発表いたしますのでどうぞご期待ください。

詳しくは…
ののいちタウン情報局(http://www.e-camellia.jp/)をご覧いただくか、報交流館カメリア(076-227-6200)までお問い合わせください。

魅力賞「始業の時」太平 治

始業の時

太平 治

評

金沢工業大学の自転車置場である。これだけの数の自転車が整然と並ぶ風景は、野々市町はもとより石川県内でもあまり見かけないものであろう。作品タイトルの「始業の時」もいい。市制実現に向けて伸びる街の勢いを新しい風景としてとらえている。

話題賞「勢いづく街」宮波正行

勢いづく街

宮波正行

評

役場の夜景であるが、車のライトの灯がスピード感を出し、町の活力を現している。しかし、ただの喧騒ではなく、街路樹の佇まいと、役場の塔の真上で輝く月が、街に落ち着きと品格を与えている。狙ったシャッター・チャンスに感服させられる。

「幻想的な世界」Nonoichi

幻想的な世界

Nonoichi

評

じょんから祭りの夜、会場横のコミュニティ道路で企画された灯のオブジェである。住民が発案し、金沢工大の月見光路プロジェクトが協力して作り出した幻想的な空間である。2年目の新しいイベントであるが、未来へ向かう誘導路であってほしい。

話題賞「壁の中の街」カントク

壁の中の街

カントク

評

大型商業施設の壁面に映し出された町並みのシルエットを見逃さなかった。レンズの視角から外れている商業地域も含めて一体の活気を捉えている。低くなった晩夏の夕陽に照らされる建物のオレンジ色が印象的である。

応援賞「赤ままのふるさととキウイ畑」N

赤ままのふるさととキウイ畑

N

評

稲荷地区では、富樫物語に登場する赤飯の伝承を基に、国内発祥の地として地域おこしに取り組んでいる。赤いのぼり旗が立っているのはキウイ畑の脇である。伝統的な食と新しい特産品としての果実。脈々と流れる農業の歴史を感じさせる。

応援賞「半世紀の思い出満載の標」matsu

半世紀の思い出満載の標

matsu

評

50年ぶりに耐震工事のために建て替えられる野々市小学校の校庭である。卒業生など関係者しか知らない風景である。広い校庭にはいろいろな思い出があるのだろうが、地球上の位置を示す数字、海抜の数字が、同窓の確かな蛍雪を伝えてくれる。

応援賞「青いチューリップ」宮波正行

青いチューリップ

宮波正行

評

菅原町の県営菅原団地の給水塔である。これまで、被写体として1枚も無かったのが不思議なほどである。団地の約300世帯専用の施設で、白山のおいしい伏流水を提供している。周辺の建物などの風景を取り入れた方がよかったのではないか。

応援賞「ここは清金1丁目」宮波正行

ここは清金1丁目

宮波正行

評

なんでも百景の作品を「近江八景」に例えるなら、さしずめ「瀬田の夕照」に該当するのかもしれない。近江八景が琵琶湖に題材を求めたのに対し、野々市では手取扇状地がテーマになるのだろう。いつの日か、選定できたら、と意欲がかきたてられる。

応援賞「ヤーコン畑と夏の空」N

ヤーコン畑と夏の空

N

評

ヤーコンとは南米産の根菜類の野菜である。腸整作用や血糖値の抑制に効果があるのではないかと注目され、商品化を目指して全国的に注目を集めている。野々市町内でも栽培が始まったのを機敏に捉えたカメラ・ワークを賞賛したい。

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